1103003702.jpg著者 小出裕章/著
出版社名 創史社
発行年月 2010年12月
サイズ 157P 19cm
販売価格 1,470円

 原子力発電関係の問題を扱った専門書を読むと、普段テレビ等のマスコミを通して受け取っている情報と大きな違いがあるのに驚かされます。今回の東日本大震災(2011/03/11)による大津波で福島第一原子力発電所の大事故が起き、安全神話が大きく崩れ去った現在、もう一度何が真実か考え直さねばならない時期に来ていると思います。

 端的に言えば、我々国民は、電力会社、国(政府)、そして電力会社から莫大なCM料を受け取っているテレビ会社、そのテレビに出てくる原子力関連の御用学者・評論家にだまされていた、と言わねばならないでしょう。

 「5重のガードで守られている原子力発電所」が大津波によって、いとも簡単に冷却電源を奪われ、制御不能に陥り、現場の発電所職員を退避させる事まで言いだしていた無責任な電力会社の対応をもう一度思い起こすべきでしょう。菅・総理が、それに対して反対(恫喝)したからこそ、電力会社職員が発電所にとどまり続け何とか原子力発電所の制御を回復しつつあるのだということを思い起こすべきです。
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 最近買った本です。

  1. 『集中講義!アメリカ現代思想―リベラリズムの冒険 (NHKブックス)』仲正昌樹/著 アメリカの哲学者、特にロールズとローティの研究が手っ取り早く把握するのに便利な本です。日本でも、これからの民主主義を考える上でアメリカの議論が大いに参考になると思われます。
  2. 『集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス)』仲正昌樹/著 最近、この著者の本にはまっています。とにかく日本語として読みやすいです。学者にありがちな難解な文章ではないのが一般人には嬉しいです。
  3. 『Nの肖像 統一教会で過ごした日々の記憶』仲正昌樹/著 私は、一気に読んでしまいました。新宗教と寛容の精神等を考える上で示唆に富んでいるように感じました。特に、「第八章 体験としての統一協会」をもう一度読んでみようと思っています。
  4. 『中国は社会主義で幸せになったのか (PHP新書)』北村稔/著 中国関連の関心から買ってみました。アマゾンで中古本を買いました。¥329円でした。

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 読書の参考にさせてもらいます。

  1. 「宇宙は何でできているのか」(幻冬舎新書)
  2. 「デフレの正体」(角川oneテーマ21)
  3. 「街場のメディア論」(光文社新書)
  4. 「競争と公平感」(中公新書)
  5. 「伊藤博文」(中公新書)

新書大賞決まる (時事通信) – Yahoo!ニュース

時事通信 2月10日(木)0時3分配信
 書店員や編集者が選ぶ「新書大賞2011」(中央公論新社主催)は9日、村山斉・東大数物連携宇宙研究機構長の「宇宙は何でできているのか」(幻冬舎新書)に決まった。
 投票では、2位藻谷浩介氏「デフレの正体」(角川oneテーマ21)、3位内田樹氏「街場のメディア論」(光文社新書)、4位大竹文雄氏「競争と公平感」(中公新書)、5位瀧井一博氏「伊藤博文」(同)だった。

 こんなサービスがあったんですね。図書館を利用するバリエーションが増えます。「お気に入り図書館の設定」が設定できて、北海道江別市にある公立図書館と大学図書館を横断検索できるようにしてみました。その図書館は、江別市情報図書館、北海道立図書館、札幌学院大学図書館、酪農学園大学、北翔大学、の5つの図書館です。また「公開用」の横断検索として、「北海道江別市にある公立図書館から検索する by h.fishmt」というのも作ってみました。これは、江別市情報図書館、北海道立図書館を横断検索できます。(実は、試してみましたがうまく働かないようで、江別市情報図書館からのみ検索されます)

対象にする図書館を自由に組み合わせて横断検索、「カーリルローカル」公開 -INTERNET Watch

 図書館横断検索サイト「カーリル」を運営するNotaは1日、プログラミングの知識が不要で図書館資料の横断検索サービスを構築できる「カーリルローカル」を開始した。利用は無料。

 Google、Yahoo! JAPAN、mixiのいずれかのアカウントでログインし、検索対象に加えたい図書館を選ぶだけで、自分用にカスタマイズした横断検索を構築できる。これによって、「○○線沿線横断検索」や「○○市内横断検索」といった横断検索が構築可能だ。

 ユーザーが構築した横断検索は、「自分用」または「公開用」のどちらかを選べる。カーリルローカルの「マイ・カスタム検索」ページに保存されるほか、「公開用」の横断検索は「公開中のカスタム検索」ページに掲載される。

 2月1日時点では、インターネット上に検索システムを公開している公共図書館の約7割に対応している。検索対象となるのは、これまでカーリルで提供していたISBNのある書籍の所蔵情報に加えて、地域資料や行政資料、映像資料など図書館が所蔵するすべての資料。

 カーリルは今後、対応する公共図書館を拡大するとともに、横断検索のニーズの多い専門図書館などにも積極的に対応を進めていく。また、現在提供中の所蔵情報に加え、図書館の書誌情報にアクセスできるAPIも提供する予定だ。

  1. ポストモダンの正義論「右翼/左翼」の衰退とこれから』仲正昌樹/著 政治思想の啓蒙書のようにも読める。赤木智弘の論文の解説を読んで、彼を知ったし、その深刻さも知った。現在の思想状況を鳥瞰できる本である。「正義」をキーワードに政治思想や哲学を解説していますが、文章が非常に分かり易く書かれているので、思想・哲学を学習するにはいい本だと思いました。モダンだとかポストモダンだとかの概略を知るにも役立ちます。
  2. [英和対訳]決定版 ドラッカー名言集』P.F.ドラッカー, 上田惇生 編訳
  3. 日米同盟vs.中国・北朝鮮』(文春新書)リチャード・L・アーミテージ, 春原剛/著 日本国民への恫喝の書、として捉えている。春原の「はじめに」を読んでみると、アメリカの代理人としての文章だということが端的に表れている。ただし、ふまえておくべき情報が多いので読んで失敗したということにはなりません。
  4. 日米 地獄へ道連れ経済』副島隆彦/著 好きな著者じゃないけど、とにかく買ってみた。

1102973005.jpg この作者(副島隆彦)の文章は、良くも悪くも特徴があって、それが特長なのだろうが、読んでいて気になる人もいるでしょう。文章が乱暴で、日本国家権力(権威)やアメリカの権力に憤りを感じているのが文章の端々で読み取れます。そういうストレートな表現が鼻につくのだけれども、そこを我慢して読んでいると、私は、著者の基本的な考えには同意できるところが多いと思って読んでしまいました。昔、メキシコやアルゼンチンが債務不履行に陥ったことがあったけど、アメリカも刻一刻とそれに近づいていることを懸念します。ドルが崩壊すると、それこそ天と地がひっくり返るほどの影響が全世界にあるでしょう。

1102702784.jpg アマゾンで買った本4冊の内3冊は中古本です。中古本といってもほとんど新品に近いものです。ただ、『英会話口慣らし練習帳』は、CDが2枚付属している本なのですが、この中古本には残念ながら付属していませんでした。CDが付属しているものと考えて買ったのですが。でも、280円(+250円手数料)だったので、それほど後悔はしていません。
 中国のことが知りたくて関連本を5冊買いました。この内2冊は公立図書館から借りてすでに読んでいるものです。手元に置いておきたかったからです。

1.アマゾンで買った本
『金融危機後の世界』ジャック・アタリ/著 林 昌宏/訳
『中国はなぜ「反日」になったか (文春新書)』清水 美和/著
『新装版 起きてから寝るまで英会話口慣らし練習帳―「英語のつぶやき」でスピーキング力みるみるアップ!』吉田 研作/監修
『ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100―誰もここまで教えてくれなかった使え』スティーブ ソレイシィ, ロビン ソレイシィ/著

2.セブンネットショッピングで買った本
『「人民中国」の終焉 共産党を呑みこむ「新富人」の台頭』清水 美和/著
『「中国問題」の核心』清水 美和/著
『「中国問題」の内幕』清水 美和/著
『拝金社会主義中国』遠藤 誉/著

 まず参考になるサイトを挙げておきます。

  1. Reader Store-ソニーのeBookストア
  2. 発売直前の“ソニーのReader”をイジってみる
  3. Reader使用レポート – The blog of H.Fujimoto

 読書は非常に好きなので、目にやさしい Reader に関心があります。読書家の悩みは、本の保管管理です。場所をとるし、買ってあるのに探しても見つからないことが多いからです。そこで、Reader なんかがあれば非常に便利ですので、例えば、ソニーのeBookストアで「小熊英二」で検索すると1冊もありません。小熊英二の本は、とにかく厚いので寝転んで読むことは不可能です。でも、Reader なら読むことができると思ったのですが今のところ読めません。「大澤真幸」で検索すると1冊見つかりました。このように、買える作品はまだまだですね。しかも、電子化してあるから安いかとも思っていましたが、意外にも安くはありません。古書店(アマゾンとか)で探して買った方が安いです。

 「自炊派」というのは、自分が持っている本の内容を何らかの方法で「電子化」する人達を指すみたいです。

自炊派ユーザーに人気~ソニーの電子書籍端末「Reader」発売

 ソニーは12月10日、電子書籍端末「Reader」を発売した。全国量販店や紀伊國屋の本店に展示コーナーを設けているが、発売初日は新宿の紀伊國屋本店で取材を受けたため、テレビクルーや新聞・雑誌の取材陣で一時は正面入り口がふさがってしまう盛況となった。

 ソニーマーケティング コンスーマーAVマーケティング部門 メディア・バッテリー&AVペリフェラルマーケティング部 統括部長の磯村英男氏は、発売前の予約状況などの手応えは「期待通り」、予約数は「予想以上のスタート」と言う。

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 公立図書館で最近購入された本を調べてみました。読んでみたい本をピックアップしてみました。

1102973857.jpgPHPによるWordPressカスタマイズブック
著者/訳者 藤本壱/著
出版社名 ソシム
発行年月 2010年10月
サイズ 327P 24cm
販売価格 2,940円

 この本を買ったのは、「カスタム投稿タイプ」をどのように使うかを具体的に知りたかったからです。「カスタム投稿タイプ」と、それと組み合わせて「カスタム分類」を使うと、いろいろ柔軟な設定ができて CMS 的なカスタマイズができます。「カスタム投稿タイプ」は、簡単に言うと「投稿」や「ページ」だけでなく将にカスタムした投稿が設定できます。ここがすばらしいところです。単にブログだけでサイトを運営しているだけではわからないかもしれませんが、商用サイトなどでは、いろいろな投稿が必要になってきます。それを柔軟に作れるということです。

 更に、サイドバーに「カスタム投稿タイプ」の情報を出力する仕方も書かれていて大変有用な本です。特に、商用サイトを作っている人などには、有用な本でしょう。

 尚、この本は、初心者向きの本ではなく、WordPress の基本を知っている人向きです。この本の目次を知りたい方は、著者のブログ 「PHPによるWordPressカスタマイズブック3.x対応」近日発売 – The blog of H.Fujimoto に詳しく書かれていますので参考になります。

 ユニークな学者が亡くなりました。日本の社会学者で小室直樹氏に影響を受けた人は少なからずいると思います。私は、三冊ほど読んだことがあります。

  1. 『痛快!憲法学』(集英社インターナショナル)
  2. 『日本人のための宗教原論』(徳間書店)
  3. 『危機の構造 日本社会崩壊のモデル』(中公文庫)

小室直樹氏が死去…異色の評論家、ソ連崩壊予言 (読売新聞) – Yahoo!ニュース

読売新聞 9月28日(火)13時18分配信
 政治学や社会学など幅広い分野で活躍した評論家で東工大特任教授の小室直樹(こむろなおき)氏が9月4日、心不全で死去した。

 同大が28日発表した。77歳。葬儀は9日に親族で済ませた。

 東京生まれ。京大理学部数学科を卒業後、大阪大大学院で経済学を専攻し、米ハーバード大などに留学。さらに東大で法学博士を取得した。政治、社会、経済学など社会諸科学の統合を目指した異色の学者として、長く在野で活躍。

 1980年にソ連崩壊を予言した「ソビエト帝国の崩壊」、ロッキード事件で被告になった田中角栄氏の無罪論のほか、憲法論や宗教論などで知られた。他の著書に「危機の構造」「日本人のための宗教原論」など。

最終更新:9月28日(火)13時18分

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