読書の参考にさせてもらいます。

  1. 「宇宙は何でできているのか」(幻冬舎新書)
  2. 「デフレの正体」(角川oneテーマ21)
  3. 「街場のメディア論」(光文社新書)
  4. 「競争と公平感」(中公新書)
  5. 「伊藤博文」(中公新書)

新書大賞決まる (時事通信) – Yahoo!ニュース

時事通信 2月10日(木)0時3分配信
 書店員や編集者が選ぶ「新書大賞2011」(中央公論新社主催)は9日、村山斉・東大数物連携宇宙研究機構長の「宇宙は何でできているのか」(幻冬舎新書)に決まった。
 投票では、2位藻谷浩介氏「デフレの正体」(角川oneテーマ21)、3位内田樹氏「街場のメディア論」(光文社新書)、4位大竹文雄氏「競争と公平感」(中公新書)、5位瀧井一博氏「伊藤博文」(同)だった。

31743833.JPG文春新書 519
著者/訳者名 内田樹/著
出版社名 文芸春秋
(ISBN:4-16-660519-4)
発行年月 2006年07月
サイズ 241P 18cm
価格  788円(税込)

「終章 終わらない反ユダヤ主義」がおもしろかった。特に、終わりにかかってレビナスについての引用が、非常に興味を惹いた。難解なレビナス思想を理解するには難渋するだろうと思って遠ざかっていたが、レビナスを勉強しなければユダヤ文化や神について高等な議論は理解できないとも思った。私の神についての理解は、幼児のそれに等しかった! そもそも、神について考えるのも嫌悪していたのだが、「そうでもないな」と思わせただけ、この本は「すごい」とも思った。広瀬隆氏の著作とは全く違ったアプローチでのユダヤ文化の理解もあるな、とふと思った。

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31960546-1.JPG著者/訳者名 内田樹/著
出版社名 アルテスパブリッシング
(ISBN:978-4-903951-00-3)
発行年月 2007年10月
サイズ 253P 19cm
価格 1,680円(税込)

 村上春樹の熱心な読者じゃない私が、ウチダ・センセの本だからと言うことで読んでいます。なかなか面白い。軽い本のようでいて、内容は濃いように感じるのは私だけではないと思いますが。ウチダ・センセの本で、記憶に新しい本では『9条どうでしょう』毎日新聞社 (ISBN:4-620-31760-8) がありますが、その本もおもしろかった。
 読み終わって「センチネル(歩哨)」という言葉が、心の隅に残った。

本の内容
ベストセラー『下流志向』の内田樹が満を持してお届けする、だれにも書けなかった画期的な村上春樹論!
村上春樹はなぜ世界中で読まれているのか? ウチダ教授が解き明かすハルキ文学の秘密

目  次
ノーベル文学賞受賞のヴァーチャル祝辞
村上訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読む
ハルキ・ムラカミが世界中で読まれているわけ
倍音的エクリチュール
三大港町作家
冬ソナと村上春樹
太宰治と村上春樹
村上春樹恐怖症
村上春樹とハードボイルド・イーヴル・ランド

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