今日、マイクロソフトからのメールを読んでいたら「カセットテープの懐かしい音楽を、デジタル サウンドに復活させる方法」というものが書かれていて、なるほどと思ったのでここにも転載しておきます。用意するのは、カセットデッキや MD デッキ、あるいはステレオ装置。これらとパソコンとつなぐコード(ステレオ用)。あと、パソコンの中にある Windows ムービー メーカーを使います。パソコンにインストールされていない場合は、無料でダウンロードできるはずです。

テープに閉じこめられた思い出

 このサイトに詳しいことが書かれていますので、それをじっくり読んで下さい。私は、以前から同じことを、「♪超録 – パソコン長時間録音機」というソフトでやっています。詳しくは、
☆♪超録 – パソコン長時間録音機 フリーウェア版 を使ってみました
を読んで下さい。

20081210_223512.jpg

32094313.JPG著者 リチャード・クー/著
出版社名 徳間書店 (ISBN:978-4-19-862553-5)
発行年月 2008年06月
サイズ 326P 20cm
価格 1,785円(税込)

 今まで経済に関する本、とりわけサブプライム問題に端を発する金融危機に関する本を短期間に数冊読んだが、この本は最も読み応えがあり信頼できる分析がされているのではないかと、素人ながら感じています。著者は、しきりに「バランスシート不況」ということを問題にします。これは、著者の独創的な分析のようですが、素人判断ながら説得力はものすごくあるように思いました。これからもこの著者の本は注目しなければならないと思っています。一度、同書を手にとって読んでもらいたいです。買って読んで絶対損しない本です。何か明るい展望とはいえないまでも、ちょっとしたあかりがこの世の中に見えた気がしました。それから、政治学者や政治評論家が書いた本をいくら読んでも日本の政治はわかりにくいのだが、このエコノミストが分析した日本政治は、非常に的確で説得力を感じました。竹中平蔵などの経済学者あがりの政治家が、如何に的はずれなことをしているかがリチャード・クーによって暴かれるあたりは、胸がスーとなります。更に、日銀の政策も見直しました。クー氏は、高く評価しています。

本の内容
米住宅バブル崩壊とともに噴出してきたサブプライム問題、ドル危機、食糧・資源の高騰など、いま世界が直面している危機は旧来の経済学ではまったく対応できない!バランスシート不況の分析で世界から注目を浴びるリチャード・クーが、世界大恐慌を回避するためにいま日本と世界はどう対処すべきか、明確な見取り図と処方箋を提示する。

目  次
第1章 サブプライム問題は戦後最悪の金融危機(いま世界経済が陥っている危機は大恐慌以来最悪の事態
カウンターパーティー・リスクがインターバンク市場を凍りつかせた ほか)
第2章 住宅バブル崩壊のアメリカはバランスシート不況(「大恐慌」以降、アメリカが初めて経験する住宅価格の崩落
住宅価格下落と延滞率増の悪循環に襲われる米国 ほか)
第3章 ドル危機に世界はどう対処すべきか(アメリカはドル安誘導に失敗、巨額の貿易赤字だけが残った
ドル安をめぐって金融当局と議会の立場が逆転 ほか)
第4章 日本はバランスシート不況を脱却できたか(日本を襲ったバランスシート不況は今どこまで来たか
日本企業のバランスシートは改善したが、問題点がないわけではない ほか)
第5章 日本に襲いかかるグローバリゼーションの大波(日本にとってのグローバリゼーションとは「中国の台頭」のこと
欧米が経験した試練をこれから経験する日本 ほか)

著者情報
クー,リチャード(Koo,Richard C.)
1954年、神戸市生まれ。76年カリフォルニア大学バークレー校卒業。ピアノ・メーカーに勤務した後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で経済学を専攻し、FRBのドクター・フェローを経て、博士課程修了。81年、米国の中央銀行であるニューヨーク連邦準備銀行に入行。国際調査部、外国局などでエコノミストとして活躍し、84年、野村総合研究所に入社。現在、研究創発センター主席研究員、チーフエコノミスト。98年から早稲田大学客員教授、99年から防衛研究所防衛戦略会議委員も務める

31803934.JPG やっと最近、どうゆう本を読めば世界のグローバリズムの問題を扱っているかわかってきました。この本も、先日紹介した佐和隆光氏の『資本主義は何処へ行く』に出てくる人物で、確か、田中宇氏の論文にもしばしば登場する学者です。これから、じっくり読んでみようと思います。

著者/訳者名 ジョセフ・E.スティグリッツ/著 楡井浩一/訳
出版社名 徳間書店 (ISBN:4-19-862254-X)
発行年月 2006年11月
サイズ 414P 20cm
価格 1,890円(税込)

本の内容
自由化と民営化を旗頭にしたグローバル化は、すべての国、すべての人に未會有の恩恵をもたらすはずだった。ところが今、われわれに訪れたのは、一握りの富める者のみがますます富んでいく、世界規模の格差社会だった。一体これはなぜなのか?ノーベル賞経済学者スティグリッツが、アメリカのエゴにゆがめられたグローバル化のからくりを暴き、すべての人々に利益をもたらす新システムを提言する。

目  次
第1章 不公平なルールが生み出す「勝者」と「敗者」
第2章 発展の約束 ワシントン・コンセンサスの失敗から学ぶ
第3章 アメリカを利する不公正な貿易システム
第4章 知的財産権を強化するアメリカの利権集団
第5章 天然資源の収奪者たち
第6章 汚染大国アメリカと地球温暖化
第7章 多国籍企業の貪欲 グローバルな独占を阻止する
第8章 債務危機への道すじ 借りすぎか?貸しすぎか?
第9章 外貨準備システムの崩壊と「ドル大暴落」
第10章 民主的なグローバリズムの道

著者情報
スティグリッツ,ジョセフ・E.(Stiglitz,Joseph E.)
2001年「情報の経済学」を築き上げた貢献によりノーベル経済学賞受賞。1943年米国インディアナ州生まれ。エール大学はじめオックスフォード、ブリンストン、スタンフォード大学で教鞭をとる。1993年クリントン政権の大統領経済諮問委員会に参加、95年より委員長に就任し、アメリカの経済政策の運営にたずさわった。97年に辞任後、世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミストを2000年1月まで務める。行動する経済学者として、世界を巡りながら経済の現状を取材し、市場万能の考え方を強く批判。現行のグローバル化がもたらす様々な弊害に警鐘を鳴らす。2002年の著書『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』(小社刊)は、世界38カ国で翻訳刊行され、世界的ベストセラーとなった。続いて2003年『人間が幸福になる経済とは何か』(小社刊)では、アメリカの狂騒の90年代を分析した。現在はコロンビア大学教授

楡井 浩一(ニレイ コウイチ)
1951年北海道大学卒業。英米のノンフィクション翻訳で活躍

41JMBNRR84L._SL500_AA240_.jpg著者 佐和隆光/著
出版社名 NTT出版 (ISBN:4-7571-2091-5)
発行年月 2002年12月
サイズ 257P 20cm
価格 1,680円(税込)

 テレビをつければ、毎日のように派遣・期間労働者がクビを切られたという話ばかりです。あるいは、正規労働者にも首切りの話が出始めています。世界大恐慌の影響がじわじわと出始めています。この本は、2002年に出版された本ですが、この本の題名は「資本主義は何処へ行く」ということです。資本主義そのものを世界的金融危機の今こそじっくり考えなければならない時期に我々は置かれているのだでしょう。そういう意味で2002年出版の本でも全く色あせしていない本だとおもいます。

 筆者は、現代のこの日本を工業化社会から「ポスト工業化社会」への移行期の最中にあるといいます。こういう認識の元、金融、情報、通信、サービス産業が主な産業になる時代になる中、従来型の工業化社会も併存しつつすすんでいくわけですが、それに適応できる体制は十分にできていないのが実情で、皆さん苦しんでいるわけです。どうやったら適応できる体制になるのか、この本を読みながら考えていますが、そもそも、ポスト工業化社会のイメージがわかない。この本が書かれて6年ほど経ちますが、製造業にも情報技術(IT)を取り入れて、生産プロセスと経営プロセスを抜本的に改変してきてはいる。労働市場の流動性も大幅に進められた。金融、通信、情報などのソフトウェアー産業もすすんでいるように見えます。それでも、経済のグローバル化に太刀打ちできない。日本の場合、経済のグローバル化を端的にイメージするには「中国経済の台頭」を思い浮かべればよいと、リチャード・クーはいう。金融市場主義を究極まで推し進めていった結果、世界大不況に陥ったし、労働市場の流動性を究極まで推し進めていった結果、金融危機で世界同時不況に陥り派遣労働者・期間労働者の首切りがいとも易々と推し進められている。世の中、ますます悪くなっていくように感じているのは私だけではないだろう。失業したとしても、それを国民皆でささえる「リスクの共同管理」の仕組みが全く不十分なのが現状だ。著者のいうところのポジティブな福祉への改革が焦眉の課題だと思います。

 9.11同時多発テロに対して「市場原理主義に対するイスラム原理主義の衝突」という視点は、非常に説得力のある考えだと思いました。

 それから、市場主義を突き詰めていくと市場は「暴力化」する、という考えは、将に今われわれが直面している世界大恐慌を目の当たりにしていて実感できる重要なキーポイントだと思います。

 大したことではありませんが、P12に書かれている「インターネットは社会主義を崩壊させるほどの強い力を持った」というのは、明らかに間違い。著者自身が「大量の情報を高速通信できるようになったのは、90年代に入ってから」と書かれているにもかかわらずそのように書くのは明らかに矛盾で混乱がある。

本の内容
アメリカのユニラテラリズム(一国主義)。21世紀「最初の10年」に生起する「変化」。抗しがたい「潮の流れ」グローバリゼーション。「リスクと不確実性の時代」を洞察する。

目  次
第1章 グローバリゼーションは世界をどう変えるのか
第2章 九・一一同時多発テロは二つの原理主義の衝突?市場原理主義に歯向かったイスラム原理主義
第3章 日本型資本主義は何処へ行く?市場主義改革と「第三の道」改革の同時遂行を
第4章 平等と福祉のパラダイム・シフト
第5章 なぜいま日本の構造改革なのか
第6章 中国人・華人経済圏の形成と日本の活路

著者情報
佐和 隆光(サワ タカミツ)
1942年和歌山県生まれ。東京大学経済学部卒。スタンフォード大学研究員、イリノイ大学客員教授等を経て、現在、京都大学経済研究所所長。専攻は計量経済学、統計学、環境経済学

WordPress 2.6.2 と 2.6.5 を比較してみましたが、
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wp-includes/post.php
wp-includes/version.php
以上のファイルが変更されていました。

05563526.JPG著者 林敏彦/著
出版社名 岩波書店 (ISBN:4-00-430038-X)
発行年月 1988年09月
サイズ 228P 18cm
価格 777円(税込)

 今から20年も前に出た本ですが、第1章株式市場-を読んでみると、いま現在起きている金融危機のことを描いている錯覚に陥るのは私だけではないだろう。実際は、いまから79年も前の1929年10月のニューヨーク証券取引所の株価暴落や株価の乱高下を描いているのだが。この本を読んでいて思ったのは、これから数年間続く大不況・大恐慌の困難さや苦悩を覚悟せねばならないということです。もうすでに、派遣労働者などが首切りにあっているのを思うと、その感を深めざるを得ないです。お金持ちは別として、一般的な庶民は、いつこの大不況で失業するかもしれないという恐怖と戦わねばならないでしょう。

 1929年の株価の大暴落をへて世界が大恐慌へ転がり落ちるように落ちていった。その後何年間も立ち直れなかった。そうこうしている内に、ドイツはヒトラーが政権を握ったし、日本は満州事変を起こして15年戦争へと転げ落ちていった。戦争や侵略で物事を「解決」しようとした国もあったわけです。ソ連邦は、計画経済を進めていた。

 大恐慌というのは、歴史の画期を作るくらいのインパクトがあるものであって、生半可な覚悟で乗り切れるようなものではないということがわかってきます。恐れおののく気持ちが先に立つのだけれど、唯一の希望は、1929年の経験を私たちは持っているということ。経済学の蓄積された知見もあるし、世界的に協調して事に当たるという政策的な行動もあります。それから、第3次世界大戦を突き進んでいく状況ではないということを考えると、まだ希望は持てるような気がします。

出版社/著者からの内容紹介
一九二九年十月,ニューヨークを株価の大暴落が襲った.それは繁栄を謳歌していたアメリカ社会を奈落の底に突き落とす契機となる.大量の失業者,経済活動の停滞――未曽有の大不況は様々な悲劇をアメリカ社会に引き起こした.大不況の原因はどこにあったのか? ニューディール政策は有効だったのか? 気鋭の経済学者が時代の全貌を描く.

目  次
第1章 株式市場
 国民的熱狂
 大暴落
第2章 20年代の繁栄
 革新派の時代からノーマルシーへ
 緊張から弛緩へ
 理想の再構築
第3章 大不況
 たち昇る暗雲
 未曾有の大不況
 希望が死ぬとき
第4章 ニューディール
 ニューディール
 夢と献身の時
 ニューディールの成果
第5章 大不況の経済学
 独占と過少消費
 景気循環と長期停滞
 アメリカ新古典派とケインズ
 マネタリスト論争
 ためらうアメリカ
エピローグ

20081122001012.jpg 金曜日の夜(2008/11/21)NHK教育テレビを観ました。イタリア人指揮者のムーティは、スタイリッシュな指揮で好きな指揮者の一人です。

今回の曲目は、

  1. ロッシーニの「セミラーミデ」序曲
  2. バレエ音楽「妖精の口づけ」によるディヴェルティメント(ストラヴィンスキー)
  3. チャイコフスキーの交響曲第5番

 セミラーミデ序曲もチャイコフスキーも好きです。特にチャイコフスキーの5番は、ムラビンスキーのレニングラード・フィルの演奏をよく聴くので、比べてみたりして聴いていました。今回のウィーン・フィルハーモニーの演奏は、いつもそうですが、非常に洗練されていて上品なものでした。力強さという点では、レニングラード・フィルが勝っているように思います。第4楽章の終わりの方で指揮者ムーティが嫌な顔をしたのを見逃しませんでした!おそらく、指揮者の意図した通りの演奏をしなかったのではないでしょうか。チャイコフスキー・ファンなら誰しもそうでしょうが、そのあとの最後の方でトランペットが咆哮するのをみていて胸に熱いものがこみあげてくるのを禁じ得なかった。画面を見てて気が付いたのですが、ウィーン・フィルハーモニーにも女性奏者が何人か在籍するようになったのですね。初めて知りました。

 日本公演 サントリーホール 2008/09/23
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 この記事を読んだ印象では、世界中にウイルスその他が蔓延しているので、マイクロソフトとしても無料で配布しなければとんでもない状況になる、なっているという状況認識なのでしょう。歓迎といえば歓迎なのですが、これによって、サードパーティーのウイルス事業に影響も大いにあるでしょう。事業が立ち行かなくなるようになれば、切磋琢磨していたこの分野が衰えることも考えられます。そうなれば、ユーザーの利益にもならないことが考えられます。メリットもデメリットもあるように思われます。

米Microsoftが来年にも無料のマルウェア対策機能を提供開始

 米Microsoftは18日、2009年後半にもコードネーム「Morro」と呼ばれるマルウェア対策機能を無料で提供することを発表した。

 これに伴い、現在提供している「Windows Live OneCare」サービスは、2009年6月30日で販売を終了する。なお、同サービスの利用者は、サブスクリプション期間が終わるまで利用し続けることができる。

 「Morro」では、核となるマルウェア対策機能のみが提供され、Windows Live OneCareで提供していたパフォーマンス向上ツールやデフラグ、バックアップ復元ツールなどの機能は含まれない。

 機能としては、ウイルス、スパイウェア、ルートキット、トロイの木馬からシステムを保護することを目的とする。特に、帯域幅の狭い低速回線、非力なPCが使用される場合を想定し、小さなフットプリントと、少ないコンピューティングリソースで動作するように設計される。マルウェア対策エンジンには、Microsoftがすでにセキュリティ製品に採用しているものと同じエンジンが利用される。

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32096933.JPG サブプライムローンの破綻を起点にした世界的な金融危機。もはや世界大恐慌は避けられないと考えても間違いはないでしょう。その原因の一端であるサブプライムローンを売っていた人物による赤裸々なサブプライムローン業界の告白です。日本でも、80年代後半に不動産バブルがあったのを記憶している人も多いと思いますが、サブプライムローン問題は、住宅を取得するほどの蓄えや収入がないのに住宅バブルによって住宅を取得できるようになってしまった米国で、何故そのような仕組みが出来上がってしまったのか、つまり、インチキな仕組みが出来上がってしまったのかを現場のサイドから記述されています。現在の世界的な金融危機を原因までさかのぼって調べたい人に向いている本かもしれません。

著者/訳者名 リチャード・ビトナー/著 金森重樹/監訳 金井真弓/訳
出版社名 ダイヤモンド社 (ISBN:978-4-478-00589-7)
発行年月 2008年07月
サイズ 280P 19cm
価格 1,680円(税込)

本の内容
サブプライム業界に最前線で関わってしまったレンダー(貸付業者)の懺悔と糾弾。
(1)一握りのリーダーの不正行為で引き起こされる大半のビジネスの厄災と異なり、業界の端から端まで広がる、体系的な問題の結果だということ。
(2)全米国人の65%が住宅を所有しているせいで、これまでにないほど多くの人に広範囲の影響を与えた。
(3)不動産市場の現在の下落が止まって損益の計算がされたら、損失額は何兆ドルにもなるだろう。

目  次
第1章 転換点
第2章 サブプライムローンというビジネス
第3章 ブローカー:モーゲージ・ファイナンスの弱点
第4章 ローン借り入れのための芸術的な手口
第5章 ウォール街と格付け機関:最悪の強欲者たち
第6章 断片をひとつにまとめる
第7章 再び軌道に乗る

著者情報
ビトナー,リチャード(Bitner,Richard)
コーネル大学とノーザン・アリゾナ大学で学位を取得後、GEキャピタルやGMAC(ゼネラルモーターズの金融子会社)で住宅金融の仕事に9年間携わった後、2000年9月にサブプライムローン会社、ケルナー・モーゲージ・インヴェスツメント社をテキサス州ダラスに設立、取締役を務める。2005年末に事業の悪化からサブプライム業界を離れ、住宅ローン業界に関する執筆・講演活動を始める。現在は出版とコミュニケーション関連事業の会社、LTVメディアの代表取締役

金井 真弓(カナイ マユミ)
税理士事務所、損害保険会社などで勤務後、フリーの訳者として独立

 これは、クラシックファンにはありがたい企画です。先ほどダウンロードしてみましたが、10曲ともビットレートが 320kbps というものです。10曲で、全部の合計ファイルサイズが、956MB ありました!! これは、本格的です!! 普通、私などは、音楽CDをリッピングする場合、120kbps か 160kbps でリッピングして iTunes に納めていますので、320kbps というのは、如何にすごいかがわかります。パソコンをステレオにつないで聴きたくなります。私は、オーディオファンでもあるので、この企画わくわくしています。

 しかも、それだけではなくて、1曲1曲にジャケット写真と英文の解説も付いています。至れり尽くせりです。しかも無料。音源は11月24日(2008年)までの期間限定で公開されています。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のライブ音源無料ダウンロードサービス

 オランダの名門オーケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は今年創立120周年を迎えた。ロイヤル・コンセルトヘボウといえば、多数の名盤やたびたびの来日演奏でその実力を証明している世界トップクラスのオーケストラ。そのコンセルトヘボウ管が120周年を記念して、ラジオ局Radio4 のウェブサイト経由で10曲の交響曲のライブ録音を無料配布している。しかも、ストリームで聴かせてくれるのではなく、mp3をダウンロードさせてくれるのだ! これまでもいくつかのオーケストラや放送局がライブ音源をオンデマンドで聴かせてくれる企画はあったが、ダウンロードまで可能なサービスは珍しい。

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1. シューベルト:交響曲第8番(第7番)「未完成」  ニコラウス・アーノンクール指揮(1997年)
2. ベートーヴェン:交響曲第2番 マリス・ヤンソンス指揮(2002年)
3. メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」 キリル・コンドラシン指揮(1979年)
4. フランク:交響曲ニ短調 マリス・ヤンソンス指揮(2004年)
5. マーラー:交響曲第1番「巨人」 レナード・バーンスタイン指揮(1987年)
6. ドヴォルザーク:交響曲第8番 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮(1990年)
7. サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」 チョン・ミョンフン指揮(2005年)
8. シベリウス:交響曲第2番 マリス・ヤンソンス指揮(2005年)
9. ブルックナー:交響曲第8番 マリス・ヤンソンス指揮(2005年)
10.ブラームス:交響曲第2番 マリス・ヤンソンス指揮(2004年)

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