31743833.JPG文春新書 519
著者/訳者名 内田樹/著
出版社名 文芸春秋
(ISBN:4-16-660519-4)
発行年月 2006年07月
サイズ 241P 18cm
価格  788円(税込)

「終章 終わらない反ユダヤ主義」がおもしろかった。特に、終わりにかかってレビナスについての引用が、非常に興味を惹いた。難解なレビナス思想を理解するには難渋するだろうと思って遠ざかっていたが、レビナスを勉強しなければユダヤ文化や神について高等な議論は理解できないとも思った。私の神についての理解は、幼児のそれに等しかった! そもそも、神について考えるのも嫌悪していたのだが、「そうでもないな」と思わせただけ、この本は「すごい」とも思った。広瀬隆氏の著作とは全く違ったアプローチでのユダヤ文化の理解もあるな、とふと思った。


本の内容
ノーベル賞受賞者を多数輩出するように、ユダヤ人はどうして知性的なのか。そして「なぜ、ユダヤ人は迫害されるのか」。サルトル、レヴィナスらの思想を検討しながら人類史上の難問に挑む。

目  次
第1章 ユダヤ人とは誰のことか?(ユダヤ人を結びつけるもの
ユダヤ人は誰ではないのか?
ユダヤ人は反ユダヤ主義者が「創造」したという定説について)
第2章 日本人とユダヤ人(日猶同祖論
『シオン賢者の議定書』と日本人)
第3章 反ユダヤ主義の生理と病理(善人の陰謀史観
フランス革命と陰謀史観 ほか)
終章 終わらない反ユダヤ主義(「わけのわからない話」
未来学者の描く不思議な未来 ほか)



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