文春新書 519
著者/訳者名 内田樹/著
出版社名 文芸春秋
(ISBN:4-16-660519-4)
発行年月 2006年07月
サイズ 241P 18cm
価格 788円(税込)
「終章 終わらない反ユダヤ主義」がおもしろかった。特に、終わりにかかってレビナスについての引用が、非常に興味を惹いた。難解なレビナス思想を理解するには難渋するだろうと思って遠ざかっていたが、レビナスを勉強しなければユダヤ文化や神について高等な議論は理解できないとも思った。私の神についての理解は、幼児のそれに等しかった! そもそも、神について考えるのも嫌悪していたのだが、「そうでもないな」と思わせただけ、この本は「すごい」とも思った。広瀬隆氏の著作とは全く違ったアプローチでのユダヤ文化の理解もあるな、とふと思った。
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