テレビで観ていましたが、ハラハラドキドキする試合でした。ドイツは先入観から「日本にとってそれほど強敵ではない」と思っていましたが、今回は力をつけているようで強かった。木村、江畑、荒木、そして後半に投入された新鍋が活躍しました。ビデオに撮ってあるのでもう一度観るつもりです。こういう競っている試合では、勝ちきる強い気持ちが大事ですが、第5セットは、ドイツの選手は緊張しているのが顔に出ているのがわかりましたが、日本の選手には、笑顔の余裕も見られました。

日本、五輪へ底力!独にフルセット逆転勝ち!…バレーW杯 (スポーツ報知) – Yahoo!ニュース

スポーツ報知 11月18日(金)8時3分配信
 ◆バレーボールW杯・女子大会第10日 日本3―2ドイツ(17日・東京・国立代々木競技場) 世界ランク4位の日本は同9位のドイツに3―2で逆転勝ちし、3位以内が獲得するロンドン五輪切符に希望をつないだ。エースの木村沙織(25)=東レ=が26得点、江畑幸子(22)=日立=が25得点と爆発。第3セットから出場した新鍋理沙(21)=久光製薬=も16得点を挙げて貢献した。日本は7勝3敗の勝ち点21で4位を維持。18日の世界ランク2位の米国戦に勝てば、ドイツと対戦する中国の結果次第で五輪出場権を得る。

 「火の鳥ニッポン」の炎が再び熱く燃え上がった。江畑のアタックで勝利が決まると、新鍋や岩坂の瞳から涙があふれた。2時間9分の大熱戦の結末は、ロンドンへの道を切り開く逆転勝利。観衆1万人の大歓声を背に、真鍋政義監督(48)は「いやぁ、しびれました! 選手の団結力に尽きます」と一丸となった戦士たちをたたえた。

 負ければ、今大会での五輪切符の可能性が完全に消滅する運命の一戦。平均身長184センチと、日本より10センチ高いドイツに今年3勝1敗と勝ち越しているが、相手は今大会で米国など強豪を破り勢いに乗る。第1セットは日本がレシーブで粘り強く拾い、木村、江畑が次々と決めて先取。だが、第2セットは相手の攻撃がリズムを取り戻し、第3セットも競り負けた。

 それでも勝利への執念は消えなかった。第4セットを奪い返してフルセットに突入。一進一退の攻防が続いた最終セットは11―11から新鍋がアタックを2本連続で決めて抜け出した。「(6日の)中国戦のフルセット負けが悔しくて、何が何でも勝ちたかった」と新鍋。試合前、真鍋監督から言われた「悩んでいたらブロックに全部つかまる。思い切ってやれ」の言葉に応えて強気を通した。

 大会中盤まで不調が続いた木村も完全に息を吹き返した。「どんなボールが来ても決めようと思った」。トスが乱れても打ち切った。相手サーブで狙われる場面も多いが、合宿で男子学生の高速サーブを相手に鍛えたレシーブ力で拾いまくった。

 日本を元気にするために、絶対勝つと誓った大会だ。開幕前の10月14日、選手とスタッフ全員で東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城・石巻市を慰問した。バレー教室で被災者を励まし、悲惨な状況を目にして涙する選手もいた。「自分たちにできるのは日の丸をつけて勝つこと」(真鍋監督)と勝利を約束した。

 W杯では初の五輪出場権獲得を目指し、最終戦は強豪・米国と大一番を迎える。昨年10月の世界選手権(日本)でも最終戦で米国をフルセットで下し、32年ぶりの銅メダルを奪った。中国、ドイツにも可能性がある五輪出場権。「新鍋がラッキーガールになってくれた。明日も死に物狂いで頑張ります」と指揮官。奇跡の逆転切符を目指し、日本が高い壁を乗り越える。



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