Windows 7 のインストールされているパソコンを、今現在(2011/02/23)持っていないので、Windows 7 を手に入れた時に備えてここにメモランダムとしてブログ記事にしておきます。ブロードバンド環境からは、Windows Update から SP1 にアップデートできるようです。

 まずはじめに、Windows 7 Service Pack 1(以下、Windows 7 SP1)の入手方法をまとめておこう。

 Windows 7 SP1のアップデートプログラムは、マイクロソフト ダウンロードセンター、またはWindows Updateからのダウンロードが可能となっている。

 では、Windows 7 SP1のインストール手順を見ていこう。とはいっても、特に難しいことはない。

 まず、Windows Updateを利用する場合は、Windows Updateを起動し、更新プログラムの確認を実行すると、「重要な更新プログラム」としてWindows 7 SP1が見つかるので、チェックを入れ「更新プログラムのインストール」をクリックする。あとは、自動的にダウンロードとインストールが行われる。その後、再起動を促すメッセージが表示されたら、PCを再起動。あとは、デスクトップが表示されるまで待機すればいい。筆者の環境では、この後もう1度自動的に再起動が行われ、インストール作業は完了した。

 個別にインストールパッケージをダウンロードした場合には、直接インストールパッケージを起動し、インストールパッケージの指示に従って作業を進めればいい。途中での入力作業は存在せず、インストール開始時に数回メッセージを確認してボタンをクリックするだけで、あとは自動的に作業が進められる。インストール中には、数回再起動されることがあるとメッセージに記載されているが、筆者が試した環境では、1回の再起動のみでインストール作業は完了した。

 インストール作業に要した時間は、どちらの方法を利用した場合でも約30分ほどであった。インストールパッケージのダウンロード時間を加えると、もう少し時間がかかると思うが、長くても1時間ほどで作業は完了すると考えていいだろう。

 ただ、少ないながらも、いくつかの新機能が追加されている。その1つが、Sandy Bridgeでおなじみの、インテル第2世代Core iシリーズで新たに搭載された、SIMD演算命令セット「Advanced Vector Extensions(AVX)」に対応したという点だ。現時点では、AVXに対応するアプリケーションはほとんど存在しないが、Windows 7 SP1でAVXがサポートされたことで、AVXの利用環境が整ったことになるため、今後対応アプリケーションが続々登場してくることになると思われる。

 また、RemoteFXを新たにサポートするという点も、追加される新機能のひとつだ。RemoteFXでは、Wndows 7やWindows Server 2008 R2が提供する仮想デスクトップ環境「Virtual Desktop Infrastructure(VDI)」で、サーバーに搭載されるGPUの仮想化を実現し、VDI環境でもDirectXを利用したアプリケーションが利用可能となる。また、サーバーに接続されているUSB機器をリダイレクトし、VDI環境で利用することも可能となる。

 ただし、RemoteFXは、Windows Server 2008 R2 SP1上に構築されている仮想OSに、Windows 7 SP1のリモートデスクトップで接続し利用する場合にのみ対応する。Windows 7 ProfessionalおよびUltimateには、リモートデスクトップサーバー機能が搭載されているが、そちらではRemoteFXは利用できない。そのため、企業ユーザーにとっては意味のある機能追加と言えるかもしれないが、一般ユーザーにはほとんど関係がない。



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