「問題となったチップセットは「インテル6シリーズチップセット」と呼ばれ、新CPUとそれに対応したチップセットを搭載したノートPCであれば、従来に比べて、グラフィック処理性能などが大幅に向上し、外出先でも従来のデスクトップPC並みの動画再生が可能になる。」ということをどこまで信じたらいいのか、素人の私にはわかりませんが、でも、こういう事態なのであれば、夏までパソコンを買うのを控えるのもいいかもしれないように思います。

インテル不具合発生で出荷停止!日本PCメーカー大打撃のワケ (夕刊フジ) – Yahoo!ニュース

夕刊フジ 2月14日(月)16時57分配信
 米半導体大手インテルは、1月から出荷を開始した「チップセット」の一部に不具合があるとして、同製品の出荷停止や出荷済み製品の交換対応を開始した。この影響で、NECなど国内パソコン(PC)メーカーは大揺れで、家電量販店も頭を抱えている。

 チップセットとは複数のLSI(大規模集積回路)や回路などを組み合わせたもので、CPU(中央処理装置)を頭脳とすれば、その命令を通達する手足の役目を果たしている。

 問題となったチップセットは「インテル6シリーズチップセット」と呼ばれ、1月から出荷を開始したインテルの「新世代Core(コア)プロセッサーファミリー」に対応したもの。新CPUとそれに対応したチップセットを搭載したノートPCであれば、従来に比べて、グラフィック処理性能などが大幅に向上し、外出先でも従来のデスクトップPC並みの動画再生が可能になる。

 今回の不具合は、SATAと呼ばれるポートに接続したハードディスクやDVDドライブなどの性能が、時間の経過によって低下するというもの。米インテルでは出荷停止と回収を決定した。

 これに思わぬ影響を受けているのが日本のPCメーカー。春モデルの新製品を発表したタイミングに重なったほか、企業の年度末需要、進入学シーズン需要にあわせて、これから事業を加速する段階だったからだ。

 富士通は1月に発表した新製品のうち、ノートPCとデスクトップPCをあわせて9機種33モデルに影響があるとし、これらの機種の販売を停止している。東芝でも量販店向け製品で5モデル、ウェブ直販モデルで4機種に同チップを搭載しており、対象製品の販売を停止した。国内最大シェアのNECは、1月27日の決算発表でPCの年間出荷計画を10万台上方修正し、270万台としたものの、「2月、3月の販売の見通しが立たない」と計画の再修正を迫られた。

 飛び火は量販店にも及ぶ。3月の商戦期中の製品確保を懸念する声がすでにあがっており、「売り場にモノがないという事態にもなりかねない」という悲鳴もあがる。

 インテルでは修正したチップセットの生産を開始しているというが、本格的な量産は4月ともされ、一部外資系PCメーカーでは「再出荷時期は4~5月」とも。インテルは、市場の混乱を最低限に抑えるため、2月8日からは不具合の部品を使用しない構成とするPCに限定して、当該チップセットをそのまま出荷するという異例の措置にも乗り出した。

 海外では新興国を中心とした旺盛な需要が続き、日本でも大型商戦期を迎えるタイミング。PC業界に与える影響は予想外に大きい。 (大河原克行)



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