1102973857.jpgPHPによるWordPressカスタマイズブック
著者/訳者 藤本壱/著
出版社名 ソシム
発行年月 2010年10月
サイズ 327P 24cm
販売価格 2,940円

 この本を買ったのは、「カスタム投稿タイプ」をどのように使うかを具体的に知りたかったからです。「カスタム投稿タイプ」と、それと組み合わせて「カスタム分類」を使うと、いろいろ柔軟な設定ができて CMS 的なカスタマイズができます。「カスタム投稿タイプ」は、簡単に言うと「投稿」や「ページ」だけでなく将にカスタムした投稿が設定できます。ここがすばらしいところです。単にブログだけでサイトを運営しているだけではわからないかもしれませんが、商用サイトなどでは、いろいろな投稿が必要になってきます。それを柔軟に作れるということです。

 更に、サイドバーに「カスタム投稿タイプ」の情報を出力する仕方も書かれていて大変有用な本です。特に、商用サイトを作っている人などには、有用な本でしょう。

 尚、この本は、初心者向きの本ではなく、WordPress の基本を知っている人向きです。この本の目次を知りたい方は、著者のブログ 「PHPによるWordPressカスタマイズブック3.x対応」近日発売 – The blog of H.Fujimoto に詳しく書かれていますので参考になります。

 WordPress の管理画面で、設定⇒表示設定、を開きます。
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 普通は「最新の投稿」の方が選択されていますが、「固定ページ」を選択するとどういうことができるか? 前提として、WordPress の「ページ」に2つ以上ページを作っておきます。例えば、図にあるように「WordPress Codex 日本語版」と「コンタクト」という2つのページが作られているとします。

  1. フロントページに「WordPress Codex 日本語版」が選択されているということは、サイトのフロント、つまりホームページに「WordPress Codex 日本語版」ページが表示されるということを意味します。
  2. 投稿ページに「コンタクト」が選択されているということは、「コンタクト」ページが、いわゆるブログのホームページになるということです。たとえ「コンタクト」ページに文章が書かれていても、それは表示されずブログのホームページが表示されます。
  3. 「フロントページ」と「投稿ページ」に同じページを選択することはできません。
  4. この関係は、Movable Type 5.0x の「ウェブサイト」と「ブログ」の関係になります。

 詳しくは、管理パネル/表示設定 – WordPress Codex 日本語版 を参照下さい。

 カスタム投稿タイプ/カスタム分類関連のページの出力、ということで詳しい解説が書かれていてとても参考になります。私が特に注目したのは、下に紹介されているプラグインを使うことによって、カスタム投稿タイプのメインページを出力できる、という情報です。

カスタム投稿タイプ/カスタム分類関連のページの出力 – The blog of H.Fujimoto

Simple Custom Post Type Archives」というプラグインをインストールすると、「http://ブログのアドレス/カスタム投稿タイプの種類名/」のアドレスで、そのカスタム投稿タイプのメインページ(通常は最近のカスタム投稿の一覧)を出力することができるようになります。

 マルチサイト機能というのは、WordPress 3.0 から使えるの機能で、1つの WordPress をインストールすることによって、ブログを複数作ることができる機能です。設定完了までに、かなり試行錯誤がいりました。私、実際、「さくらインターネット」で設定しましたが、うまくいかず、正直言って、冷や汗何度もかきました!

 マルチサイト機能を使うために「ネットワークの有効化」を行います。まず、ネットワークの作成 – WordPress Codex 日本語版 を参考にします。

  1. サブディレクトリ型サイト
  2. サブドメイン型サイト

の2つのタイプがありますが、1の「サブディレクトリ型サイト」が易しいので、これにします。
wp-config.php ファイルをテキストエディターで開き

define ('WP_ALLOW_MULTISITE', true);

を付け加えます。こうすることによって「ツール」⇒「ネットワーク」が表示され、「ネットワーク」を開きます。ここに書かれている指示に従います。

  1. blogs.dir ディレクトリを作成
  2. wp-config.php ファイルにコードを追加します
  3. .htaccess ファイルにコードを追加

最後に、再度ログインし直します。
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 Simple Yearly Archive Plugin というのは、WordPress のプラグインで、年別アーカイブを表示してくれるものです。このプラグインは、Simple Yearly Archive ここからダウンロードできます。いつものようにプラグイン・ディレクトリーに入れます。ページに「ショートコード」を入れるだけです。説明は、Simple Yearly Archive Plugin こちらにあります。

ショートコードは、

<!--simple-yearly-archive--> これは、古いバージョンのもの

をページに入れるだけです。ページの題名を「年別アーカイブ」とでもしておき保存します。スラッグを「yearly-archives」とでもしておきます。

設定で、Date format を「Y年m月d日」としておくと、日本語のサイトらしくなります。オプションは、お好みでチェックします。

できたサイトが こちら です。
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TwentyTen 子テーマの function.php の設定の仕方 の受け売りです。

htaccessが許可されていて、php flagなどが使えるのであればhtaccessで、だめならphpに直接記述で、

htaccessの場合は、
php_flag display_errors On
の記述を。

phpに直接記述する場合は、スクリプトの先頭に
< ?php error_reporting(E_ALL); ?>
を記述。ただし、php.iniでdisplay_errors = offだとやっぱり表示されないようです。

 専門家ではありませんので確定的なことは申し上げられませんが、WordPress 3.0 から Memory Limit: 256M になったようなので、それに対応できないサーバーの場合、トラブルが出るのではないかと推測しています。

WordPress 3.0 から Memory Limit: 256M に設定・制御しているファイルが、
wp-admin/admin.php
の96行目のようです。

@ini_set( 'memory_limit', apply_filters( 'admin_memory_limit', '256M' ) );

これの 256M を 64M に下げてみてはどうでしょうか。あるいは、32M という選択肢もサーバーによってはあるかもしれません。しかし、これではバージョン・アップした時、上書きされるので一時しのぎにしかならないです。
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 WordPress 3.0.1 日本語版がリリースされました。こちら からダウンロードできます。

 3.0 と 3.0.1 を DF で比較してみましたが、ざっと見たところ5割のファイルが更新されています。従って、FTP クライアントでアップデートするか、「自動更新」できるサーバーでは「自動更新」でするか。私は、初めて「自動更新」しました。今回のバージョンは、バクの修正が主なものでしょう。ちょっと気になったことは、プラグインをアップデートしたにもかかわらず「利用可能なアップグレード」に残ってしまうことです。

 WordPress のテーマ Twenty Ten 1.0 がどのようなものなのか、リポートしているサイトがあります。詳しくリポートされているので参考になります。WordPress3.0の新デフォルトテーマ「Twenty Ten」

 WordPress › フォーラム » wordpressでのウィジェットの対応について を読んでいたら「wordpress.org/extend/themes/ 以外のテーマ配布サイトのものは原則として使用しない方がいいです」と書かれていて「どきっ」としました。WordPress の「テーマ」の安全性について、普段はあまり考えていないからです。検索して WordPress の「テーマ」にたどり着くことが、特に外国のサイトにてあります。インストールが簡単だから、気に入った「テーマ」が見つかるとついついインストールしがちですが、怪しげなサイトで見つけたものは、インストールするなということのようです。

 さがすなら、やはり公式のサイト http://wordpress.org/extend/themes/ でさがすのが安全のようです。

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