1 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/361165.html
■江別すずらん病院1日開院 「もの忘れ」「思春期」外来も
(03/29 16:00)
【江別】精神科医療専門の江別すずらん病院(伊藤正敏院長)が4月1日、市内上江別442に開院する。美唄市の倫生会美唄病院が移転した。病床数は234床と、精神科病院としては市内最大規模で、認知症治療につながる「もの忘れ」と、若者を対象とした「思春期」の両特殊外来も備える。
移転してきたのは、美唄病院が老朽化したため。江別を選んだのは、交通の利便性があり、美唄在住の病院職員が通勤しやすいことが理由という。江別保健所によると、精神科のある市内の病院の精神病床は、江別市立病院が59床、友愛記念病院が79床で、江別すずらん病院は精神科としては市内最多の病床数となる。
病院は鉄筋コンクリート造6階建てで、延べ床面積7362平方メートル。一般、精神科、認知症の各病棟に分かれ、最上階にはリハビリテーションのための訓練室がある。
診療科目は精神科と神経内科、心療内科、内科で、外来診療も行う。常勤医師は6人で、看護師と事務職員は合わせて約170人。現在の美唄病院の入院患者約120人はそのまま移る。
同病院では、認知症の早期発見・治療を目指す「もの忘れ外来」と、若者の心の悩みを専門的に受け付ける「思春期外来」を、それぞれ週1回程度開く。両特殊外来は伊藤院長が担当し、もの忘れ外来では、もの忘れが自然なものか、病的なものかを診断。思春期外来では、登校拒否や自閉症に悩む若い人を診察する。
伊藤院長は「悩みを持つ高齢者や若者が増え、精神科医療も総合的な対応が必要になっている」と話す。
1日は美唄からの患者の受け入れのみで、診察は2日から。特殊外来以外の外来診療は平日午前9時~午後5時(土曜は正午まで)。日曜定休。特殊外来は予約制。問い合わせは同病院(電)384・2100へ。(竹内桂佑)
2 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/361413.html
■長水路プールで才能育成 江別
(03/30 16:00)
【江別】道立野幌総合運動公園(西野幌481)は5月から、同公園内の日本水泳連盟公認50メートルプール(長水路)を使った小中学生対象の水泳教室を開く。長水路は五輪や世界選手権、国内の主要大会の競泳で使われる規格で、子供の時から長水路で泳ぐことによって将来の選手に育ってほしいという狙いがある。
競泳用のプールには、50メートルと25メートル(短水路)があり、道内の公認50メートルプールは同運動公園をはじめ、札幌、函館、帯広の計4施設にある。
長水路は水深が深いところでは160センチ以上あり、安全性の問題などで子供向けの教室を行うことは難しい。現在、道内の長水路での子供向けの教室は、水深調節の設備がある札幌の平岸プールだけで行われている。
同運動公園はプールの底に多数の台を置くなどし、水深90~120センチの部分をつくって教室を行う。日本体育協会公認や道水泳連盟の強化コーチらが指導。初心者、初級、中級の3コースに分かれ、レベルに合わせて水に慣れることから本格的な泳法までを学ぶ。
50メートルを泳ぎ切るにはある程度の体力と泳力が必要なことから、同運動公園は「個々の力を見極めながら、50メートルプールを有効に活用していきたい。教室をきっかけに、競技会に出場できる選手に育ってほしい」としている。
同プールでは、道内唯一の施設がある飛び込みの教室も行う。
教室は水泳、飛び込みとも、プールを閉鎖する1月中旬~3月中旬を除いて通年で行う。週2回の約2カ月計16回が1コースで、受講料は1万2千円。継続しての受講もできる。申し込みは4月21日までに同運動公園(電)384・2166へ。(山田智)
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