高血圧の人には朗報かもしれません。以前、「ためしてガッテン」で取り上げていた手術とどのような関係があるか記憶が定かでありません。薬で下げることが出来る人もいるので、それはそれで薬を飲み続ければいいのか?素人には判断できませんが、まあ、飲み続ければいいのでしょう。
高血圧 新治療法の手術に成功
4月24日 17時53分薬が効かない難治性の高血圧の男性患者に腎臓の近くの交感神経を一部切断する手術を行い、高いときには250近くあった血圧の上の値を正常値の130前後にまで下げることに兵庫医科大学のグループが成功しました。
3種類以上の薬を飲んでも血圧が正常値にならない患者は国内で100万人を超えるとも言われていて、日本高血圧学会は、画期的な治療法になる可能性があるとしています。兵庫医科大学の藤井健一講師らのグループは、ことし2月、薬を飲んでも血圧が下がらない72歳の男性患者に、太ももの血管からカテーテルと呼ばれる細い管を入れ、腎臓の動脈の周りにある交感神経の一部を焼き切る手術を行いました。
その結果、血管を収縮させるなど血圧を上げる信号が全身に伝わりにくくなり、男性は高いときは250近く、平均でも160前後あった血圧の上の値が、正常値の130前後に下がったということです。
この治療法は、オーストラリアのチームが3年前、実施したと発表しましたが、日本高血圧学会は国内で報告例はなく、兵庫医大が初のケースとみられるとしています。また、海外の例を含め重大な副作用は報告されていないということで、今後、さらに安全性と有効性を確認していけば画期的な治療法になる可能性があるとしています。
薬で血圧が下がらない患者は、脳出血や心筋梗塞になる不安を抱えながら生活していて、兵庫医大の藤井講師は「効果が出るということをしっかり検証できれば、高血圧の治療が大きく変わることになるのではないか」と話しています。