著者 小出裕章/著
出版社名 創史社
発行年月 2010年12月
サイズ 157P 19cm
販売価格 1,470円
原子力発電関係の問題を扱った専門書を読むと、普段テレビ等のマスコミを通して受け取っている情報と大きな違いがあるのに驚かされます。今回の東日本大震災(2011/03/11)による大津波で福島第一原子力発電所の大事故が起き、安全神話が大きく崩れ去った現在、もう一度何が真実か考え直さねばならない時期に来ていると思います。
端的に言えば、我々国民は、電力会社、国(政府)、そして電力会社から莫大なCM料を受け取っているテレビ会社、そのテレビに出てくる原子力関連の御用学者・評論家にだまされていた、と言わねばならないでしょう。
「5重のガードで守られている原子力発電所」が大津波によって、いとも簡単に冷却電源を奪われ、制御不能に陥り、現場の発電所職員を退避させる事まで言いだしていた無責任な電力会社の対応をもう一度思い起こすべきでしょう。菅・総理が、それに対して反対(恫喝)したからこそ、電力会社職員が発電所にとどまり続け何とか原子力発電所の制御を回復しつつあるのだということを思い起こすべきです。
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