IP アドレスの基本的なものが書かれているので、ここに収録しておきます。自分が使っているパソコンにどう影響があるか気になっていたのですが、これを読んだ限りでは問題ないようですので安心しました。
<IPアドレス>桁増やし「在庫切れ」に対応 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース
毎日新聞 2月7日(月)21時45分配信
インターネット上の「住所」や「電話番号」に相当する識別番号(IPアドレス)の在庫がなくなったと、番号を管理する非営利国際団体が発表した。今後、北米や欧州など地域ごとにある傘下団体が、残っている在庫を国ごとの下部団体に割り当てるが、日本の場合、5~8月には新番号の配布ができなくなる可能性がある。IPアドレスがなぜ必要で、枯渇するとどう困るのかを一問一答でまとめた。【乾達】
Q IPアドレスは何に使われているの?
A インターネットにつながっているパソコンや、サイト事業者のサーバーなどの1台ずつに割り振られる番号で、住所や電話番号のような役割を果たします。例えば、自宅のパソコンから毎日jpのサイトでニュースを見る場合を考えましょう。インターネット上では、自宅のパソコンにも、毎日jpを運営するサーバーにもIPアドレスが付けられています。IPアドレスは、自宅のパソコンから、「ニュースを見たい」とのリクエストを毎日jpのサーバーに送る時のあて先になります。一方、毎日jp側はあなたのパソコンのIPアドレスあてにニュースを送ります。ネットカフェから匿名で嫌がらせの書き込みをした犯人を探す手がかりにもIPアドレスはなっています。
Q アドレスは番号なんだから、無限に出せるんじゃないの?
A これまでのIPアドレスは「IPv4」と呼ばれ、0~255までの数字を四つ組み合わせたものです。たとえば、毎日jpなら124・83・183・242です。この組み合わせは全部で約43億個もありますが、中国など新興国での利用者増や、国内でもスマートフォンの普及で、ほとんど配ってしまったのです。
Q なくなったらどうなるの?
A 次世代IPアドレスの「IPv6」を使うことになります。IPv6は、数字だけでなくアルファベットも組み合わせたうえ、桁数も大幅に増やしています。その数は事実上無限なので、枯渇の心配はありません。
Q パソコン利用者も対応しなければいけないの?
A 将来的にIPv6を使うサイトが主流になった時、基本ソフト(OS)の古いパソコンではネットを見られなくなる可能性があります。ウィンドウズの場合、ビスタ以降はそのままでIPv6のサイトも見られますが、XPは接続の設定をし直さなくてはなりません。ただし、今後10年以上はIPv4が併用されそうなので、ほとんどの人は当面の間、何もする必要はありません。
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