軽率な行動がどういう結果をもたらすのか、ということを示している典型的な事件です。本人には、いい経験になったものと思われる(本人がまともに反省する人間ならばであるが)。若者は、失敗から多くを学ぶものです。「日本人旅行客から同短大にメールがあって発覚。」というところに注目です。日本人の「旅の恥は掻き捨て」とはいかないようです。なにせ日本人の旅行客が世界中を駆けめぐっている状態ですから。
<厳重注意>短大生、伊の世界遺産教会に校名落書き 岐阜の女子短大(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

<厳重注意>短大生、伊の世界遺産教会に校名落書き 岐阜の女子短大

6月24日20時46分配信 毎日新聞

 岐阜市立女子短期大学(松田之利学長)は24日、今年2月の海外研修で訪れたイタリア・フィレンツェ市のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に落書きした学生に厳重注意したことを明らかにした。この大聖堂を含む歴史地区は世界文化遺産に指定されているが、教会から「謝罪してもらえれば、修復の費用負担は不要」との回答があったため、学生と学科長が、それぞれ英文で書いた謝罪文を郵送したという。

 同短大の説明によると、今年2月18日、生活デザイン学科1年生の1人が、フィレンツェ市内を一望できる大聖堂の見晴らし台の大理石の壁に、油性マジックで、日付や自分と友人5人の名前のほか、「岐女短」と書いた。3月12日に日本人旅行客から同短大にメールがあって発覚。同14日に学長が学生に口頭で厳重注意したという。【鈴木敬子】

最終更新:6月24日20時46分
毎日新聞



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3 Comments

  1. #
    1  理子
    2008年06月26日 at 10:13 AM

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080626-00000009-yom-soci
    フィレンツェの大聖堂落書き、京産大生も

    6月26日9時15分配信 読売新聞
     京都産業大学(京都市北区)2年の男子学生3人(19~20歳)がイタリア旅行中の今年3月、世界遺産に登録されているフィレンツェ市中心部の「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の柱に、名前や大学名などを落書きしていたことがわかった。

     岐阜市立女子短大の学生6人が大聖堂に落書きしていたことが明らかになったばかりで、京産大は、大聖堂への謝罪と学生の処分を検討している。

     京産大によると、3人は3月13日、最上階の柱に油性ペンで日付、名前、大学名と「イタリア旅行記念」の文字を書いたという。同短大の問題が発覚した翌日の25日、3人も同様に落書きしていたとの匿名メールが複数、京産大に寄せられた。

    最終更新:6月26日9時15分

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  2. #
    2  理子
    2008年06月27日 at 11:59 PM

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080627-00000987-san-soci
    京都産業大、世界遺産落書きの3学生を停学に

    6月27日23時15分配信 産経新聞
     イタリア・フィレンツェの世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」に、京都産業大学(京都市)の2年生3人が落書きした問題で、京産大は27日、「大学の名誉を著しく傷つけた」として3人を停学2週間の処分にすると発表した。坂井東洋男学長は会見で「事態を厳粛に受け止め、イタリア国民、信者の皆さんに深くおわびします」と陳謝した。

     3人は経済と経営、外国語の各学部に所属する19、20歳。京産大はすでに大聖堂に電話で謝罪の意を伝え、駐日イタリア大使館にも謝罪文を郵送した。

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  3. #
    3  理子
    2008年06月29日 at 12:59 PM

    《参考記事》
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080629-00000906-san-soci
    伊大聖堂落書き 勝谷誠彦さん「自己愛の暴走」

    6月29日12時8分配信 産経新聞
     コラムニストの勝谷誠彦さんの話「誰でも簡単に海外に行ける時代で、『そこに行った』という達成感を得ることだけが目的になっている。どうにかその達成感を表したいから、落書きという安易な方法をとる。実名まで書いてしまうのは自己愛の暴走。自分を『世界に1つだけの花』と思いこむ人間が増えて、そこに自分という存在が残ったと勘違いしてしまう。豊かなようで、精神の貧困な時代の象徴だ。野球部監督も、もし落書きをしていたとしたら、そうした1人にすぎないということ。立場があるのだから、きちんと謝ればいいこと。辞任だとか、重い処罰を受ける必要はない」

     社会評論家の赤塚行雄さんの話「昔から相合い傘の落書きが街角の壁にあるなど日本人は落書きに対して割と寛大なことが底流にある。落書きといっても汚い言葉を書くわけでなく、記念写真を撮る感覚で証拠を残したいという軽い気持ちから書いている。だが世界の歴史的建造物となると意味合いが異なる。外国では宗教が教育の中心にあるが日本は違う。かつての日本では『修身』が、モラルを示していた。勉強だけできればいいという現代社会の歪みがこうした問題を起こしているのかもしれない」

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