今度、北海道江別市情報図書館に行ったら「記念文庫」を覗いてみます。

ノーベル賞・鈴木さん 江別市情報図書館の記念文庫オープン-北海道新聞[札幌圏]

1405_1.jpg(10/29 15:00、10/29 16:07 更新)
 【江別】市内在住で昨年10月にノーベル化学賞を受賞した鈴木章・北大名誉教授(81)の偉業をたたえる「記念文庫」が27日、市情報図書館に開設された。鈴木さんが青少年向けに選んだ190冊が並ぶ。開設式で鈴木さんは「若い人には好きなことをうんと勉強してほしい。そのために、本と図書館を大事に使って知識を高め、将来立派な仕事をしてほしい」と話した。(竹内桂佑)

 文庫の本は市が購入し、同図書館正面入り口付近に棚を置いた。鈴木さんの著作を含め、すべて化学、数学分野。ノーベル賞の対象となったクロスカップリング反応を解説した本や、鈴木さんが「人生を変えた1冊」と語る米ハーバード大のルイス・フィーザー教授(故人)の著書「基礎有機化学」など、専門書を網羅した。漫画でわかりやすく化学式や化学史を紹介した本もそろっている。

 読書週間の初日にちなんだ開設式には、鈴木さんや三好昇市長のほか、市内9中学校から代表の生徒が出席。三好市長は「将来の科学者のために開設した」と狙いを話した。続いて、鈴木さんや三好市長らがテープカットした。式に出席した中央中2年の蝦名潤樹(じゅんき)君は「記念文庫の本をしっかり読んで、将来は理系に進みたい」と話していた。

 記念文庫の蔵書は、市内に住んでいるか、通勤、通学している人に加え、隣接市町村の住民にも貸し出す。

20101108-00000514-san-000-0-view.jpg 日本人のノーベル賞受賞者へは関心が集まりますが、他国のノーベル賞受賞者でもおもしろそうな研究があります。今年のノーベル物理学賞もその例で興味がそそられます。それを取り上げたこのような記事を、私がウェブ上で目にするのは今回が初めてです。ブログ記事にして残しておきます。グラフェンは、将来、有用な応用が期待される素材のようです。

カーボンナノチューブ

【科学】ノーベル物理学賞 電子が高速で動く炭素素材 (産経新聞) – Yahoo!ニュース

産経新聞 11月8日(月)9時3分配信
 物理学賞の対象になったグラフェンは、炭素原子が六角形の網の目状に並んだ単層膜。グラフェンが何層も重なった黒鉛(グラファイト)は鉛筆の芯の材料にもなるありふれた素材だが、原子1個分の厚さしかないグラフェンは不安定で「単層膜では存在できないのではないか」と思われていた。

 英マンチェスター大のアンドレ・ガイム教授、コンスタンチン・ノボセロフ教授は、黒鉛(グラファイト)から粘着テープで剥離(はくり)させるという思いがけない方法で、グラフェンを作成し、世界中の研究者たちを驚かせた。

 単層のグラフェンがユニークな点は、電子の振る舞いだ。通常の材料中では、電子はさまざまな障害にぶつかって流れが妨げられる。グラフェン上では電子の質量がゼロとして扱われる特殊な状態となり、障害も素通りできる。

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 北大初のノーベル賞受賞者ということで、特に北大関係者、学生、卒業生は喜んでいるでしょう。私の父も、北大の学生だった(北大中退した)こともあり喜んでいました。東北大学では、2002年の田中耕一さんが受賞しており、北海道大学からも受賞者がでないかと待っておりました。

 鈴木教授は、北海道江別市に在住ということで、同じ江別市民として大変名誉なことです。
江別市  おめでとうございます。 鈴木章・名誉教授 2010年のノーベル化学賞受賞決定!

鈴木章氏、北大初のノーベル賞受賞者 (スポーツ報知) – Yahoo!ニュース

スポーツ報知 10月7日(木)8時0分配信
 スウェーデンの王立科学アカデミーは6日、2010年のノーベル化学賞を、製薬や電子産業など幅広い分野で使われる有機化合物の合成技術を開発した鈴木章・北海道大名誉教授(80)と、根岸英一・米パデュー大特別教授(75)に授与すると発表した。日本人のノーベル賞受賞は益川敏英・京大名誉教授ら4人が受賞した08年以来、2年ぶり。化学賞では下村脩・米ボストン大名誉教授に続き計7人に、ノーベル賞全体では計18人となる。鈴木、根岸両氏に加え、リチャード・ヘック米デラウェア大名誉教授(79)も、今年の同賞を受賞した。

 3氏の受賞理由は「有機合成におけるパラジウム触媒によるクロスカップリング」。安定しており反応させづらい炭素原子同士を、金属のパラジウムを含む物質を加えることで容易に結合させることを可能にした革新的な技術だ。3氏は、別々の物質を反応の目印として使い、それぞれ効率を飛躍的に上昇させた。

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