今後、読んでみたい本です。最近、出版された本ばかりを選んでみました。去年の秋以降、私の興味は、金融・経済ばかりに傾きつつあります。

『グローバル恐慌』 浜 矩子/著 (読んだ
『世界経済危機日本の罪と罰』 野口悠紀雄/著
『金融資本主義のゆくえ』 金子 勝/著
『マネーが止まった』 田中直毅/著
『アメリカ後の世界』ファリード・ザカリア/著 (読んだ

『見残しの塔 周防国五重塔縁起』 久木綾子/著
この本は、金融・経済の本ではないが、たまたま、NHKラジオを聴いていた(2009/03/01~03/02)ら、「ラジオ深夜便」でインタビューが放送され、興味がそそられた本です。89歳で、初めて本を出版した方ですが、インタビューを聴いているかぎりとても89歳とは思えないくらい、話が明瞭で理知的ですばらしい人物に思えました。セブンアンドワイのサイトでも、日に日に売り上げランキングが上昇しているのがわかりました。

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『ロックフェラー帝国の陰謀 PART・1と2』 ゲイリー・アレン、高橋良典/訳
この本は、1980年代半ばに出版(アメリカ本国では、1976年出版された)された古い本ですが、ロックフェラー一族とそれに操られているアメリカの外交問題評議会(CFR)が、世界支配を狙っている、ということを書いている本です。一見すると何か胡散臭い「トンでも本」のようにも思えるのですが、読んでいる最中ですが、そうとも言い切れない、むしろ真実に近いのではないか、と思えるくらいの本です。おそらく、田中宇が読んでいると、私は推測しているのですが、かなり大きく影響を受けている本だと思っています。訳者あとがきによると、著者のゲイリー・アレンは、カリフォルニアのシール・ビーチに住むフリーのジャーナリスト、とある。

 読み進んで思ったのは、著者は、反共産主義の考えの持ち主で、少しでもリベラルの考えを持った人達には反感を持っている人物のようです。ひょっとすると、マッカーシズムを推進した人物か?? とも思ってしまう。ニューディール政策を推し進めた大統領を「ルーズベルトの国家社会主義政策」(P127 PART2)という表現をしていることからもわかる。あるいは、こういう表現もある、「左翼の億万長者が発行しているワシントン・ポスト紙」(P130 PART2)。かなりバイアスがかかっている人物であることは間違いないと思われる。



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