31540987.JPG著者/訳者名 持田叙子/著
出版社名 人文書院 (ISBN:4-409-16088-5)
発行年月 2005年05月
サイズ 242P 20cm
価格 2,415円(税込)

 最近読んでいる本です。永井荷風を題材に作家や評論家が本をいろいろ出していますが、たいがいどれもおもしろい本が多い。これもその一つです。永井荷風という作家がそれだけ魅力ある人物だということでしょう。このあいだ、NHKをみていたら永井荷風を扱った番組(私のこだわり人物伝-永井荷風“お一人さま”の天才)があって、興味深くみることができました。

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本の内容
抑圧的な明治エリートの父親、その父親に痛々しく仕えた母、ご飯や味噌汁のにおいをかぐだけで何の楽しみもなくやつれ死んだ母の哀しみを思い出してしまう主人公。あるいはショコラの香りにつつまれて、パリの雑誌に手をのばしながら正月元旦にいぎたなく朝寝をむさぼる荷風の自画像-作品のそこかしこに見られる作家の意外かつ不思議に豊かな女性性に注目し、独身者として個を貫く生き方にすっかり魅せられた現代女性の熱い思いが横溢した出色の作家論。

目  次
米のご飯はハハの敵
一緒にレストランへ
デパートと荷風
百合の花咲くそこは-荷風の少女憧憬
小径、花園、荷風
夏の花、夏の孤独
白薔薇の季節に
朝寝の荷風
灯火繚乱
涙の東京
ネギをさげて、高らかに自由を
薔薇色のエゴイズム-或る荷風ファン

著者情報
持田 叙子(モチダ ノブコ)
1959年、東京生まれ。慶応義塾大学大学院修士課程、国学院大学大学院博士課程単位修了。青山学院女子短期大学・国学院大学兼任講師



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