戦前の帝国陸海軍でのいじめもひどかったが、その「伝統」が引き継がれているのだろうか。軍隊というのは、人殺しの訓練をするのだから相当のストレスが伴うのだろうが、これが私の自衛隊感でもあるが、それにしても自殺者が相当数にのぼるということは、近代的な組織とはほど遠い相当ひどい環境に放置されているのであろう。自衛隊は、自分たちで自殺者をなんとか出さない組織にできないでいるのだから、上から下まで腐りきった組織になっているのだろう。女性自衛官に対するセクハラもあって裁判になっているし、問題が多し。徴兵制度になっていないのが唯一の救いか。お隣の韓国は、徴兵制度があって、ここでもひどいいじめがあると報道されているのを読んだことがある。
海自3曹自殺で賠償命令 国に350万、福岡高裁:北海道新聞

海自3曹自殺で賠償命令 国に350万、福岡高裁(08/25 14:15)

 海上自衛隊佐世保基地(長崎県佐世保市)の護衛艦さわぎりの艦内で1999年、男性3等海曹=当時(21)=が自殺したのは上司のいじめが原因として、宮崎市の両親が国に2000万円の賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は25日、請求を棄却した1審長崎地裁佐世保支部判決を変更、350万円の支払いを命じた。

 判決理由で牧弘二裁判長は「3曹はうつ病が原因で自殺した」と判断。「うつ病の原因は上司の侮辱的言動によるストレス」と指摘し、上司の行為と自殺の因果関係を認めた。いじめの存在は否定した。

 控訴審で高裁は両親側の申し立てを認め、3曹の勤務調査表や班長が3曹の職務状況を記した手帳、海自が作成した事故調査結果の一部について国に開示を命令した。

 判決によると、3曹は99年11月8日、四国沖で演習中の艦内で首つり自殺した。

 2005年6月の1審判決は「上司の言動は指導の範囲内。技術習得の遅れに焦り、精神的疲労を募らせたためと推察される」と自殺の原因を判断していた。

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