ロンドン・オリンピックでのなでしこジャパンの銀メダル獲得、ヤングなでしこの地上波放送などで猶本光、田中陽子、柴田華絵らの活躍でサッカーファンのみならず一般の人達にも女子サッカーに注目が集まっています。最近目についた女子サッカーについての記事をスクラップブックしてみました。今後の注目は、アゼルバイジャンで行われるU-17女子W杯です。スカパーのフジテレビONE・フジテレビNEXTで放送されますので契約している方は、応援してみてはどうですか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120918-00000014-sanspo-socc
■“沢2世”成宮唯、金宣言/U-17女子W杯

サンケイスポーツ 9月18日(火)7時51分配信
 第3回U-17(17歳以下)女子W杯(22日~10月13日、アゼルバイジャン)に出場するU-17日本女子代表「リトルなでしこ」が17日、静岡県内の国内合宿を打ち上げ、ドーハ経由で出発した。主将のMF成宮唯(17)=JFAアカデミー福島=は、U-20W杯で銅メダルを獲得した「ヤングなでしこ」を超える「世界一&MVP」を宣言。両世代を兼任する吉田弘監督(54)も「チームの力は前回より上」と史上初の快挙へ自信を見せた。

 スーパー女子高生・成宮が「優勝&MVP」のダブル獲りに挑む。

 「(目標は)世界一とMVPです!!」

 出発前の成田空港。世界デビューを控え、成宮は目をギラつかせた。

 U-17世代にとって今大会は初の国際大会。1次リーグでは23日の初戦でブラジル、2戦目のニュージーランド(26日)をはさみ、30日にはメキシコと、対戦経験のない中南米の国と顔を合わせる。2年前の大会では、今年のU-20W杯世代が決勝でPK戦の末、韓国に敗れ準優勝。先輩たちの“リベンジ”を胸に、世界の頂点を目指す。

 チームを引っ張るのは“沢2世”として次代を担うエースと期待される主将の成宮。ロングヘアと大きな瞳の17歳だ。主将を務め、司令塔として引っ張った昨年11月のU-16アジア選手権では5戦全勝、無失点で優勝。MVPも獲得した。今年2月にU-17、U-20代表も参加した世代別代表候補の合同合宿(和歌山県)でも、なでしこジャパンとの試合では後半からトップ下に入り決勝ゴール。世界女王から大金星をあげ、“超飛び級”での代表入りもささやかれた逸材だ。

 先輩の活躍も刺激になった。8日まで日本で行われたU-20女子W杯で大ブレークしたMF田中陽子(19)=INAC神戸=は、JFAアカデミー福島で昨年まで一緒にプレーした1学年先輩。「(ヤングなでしこが逃した優勝を)もちろん、みんなしたいと思っています」と意気込む。

 なでしこジャパンがロンドン五輪で銀、ヤングなでしこがW杯で銅を獲得した2012年。成宮がリトルなでしこを初の世界一へと導き、“有言実行”を果たす。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120916-00000075-nksports-socc
■リトルなでしこがU17W杯に備え合宿

日刊スポーツ 9月16日(日)19時40分配信
 サッカー女子のU-17(17歳以下)W杯アゼルバイジャン大会(9月22~10月13日)に備え、静岡県内で国内合宿中のリトルなでしこは16日、午前と午後に渡って2部練習を行い、セットプレーや実戦練習などで汗を流した。U-20日本女子代表監督も兼任する吉田弘監督(54)は「結果だけではダメ。次につながるように、個々の特長を伸ばしていきたい」と今大会の目的を語った。同代表は17日に国内合宿を切り上げ、夜にアゼルバイジャンに向けて出発する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120920-00000305-tospoweb-socc
■田中陽子 W杯へ3か年育成計画

東スポWeb 9月20日(木)13時49分配信
 U―20女子W杯で6得点を挙げ、史上初の銅メダル獲得に貢献したヤングなでしこのMF田中陽子(19=INAC神戸)が、3年後のA代表入りに照準を合わせた。

 U―20女子W杯ではFKを左右の足で蹴る高い技術と得点力を見せつけた。ところが本人は「私はまだなでしこジャパンに入れるレベルにはない」と冷静に自己分析する。所属のINAC神戸では試合出場どころかベンチ入りできるかどうかを争う状況だけに「クラブで試合に出られないのに、なでしこなんて言えない。まずはINAC神戸でもっと自分を磨かないと…」とまずは実力を高めることに専念する。

 これについて、ヤングなでしこ関係者は「陽子はとても現実的な考え方の持ち主。自分の実力を知っているから大きなことは言わない。でも3年後のW杯は視野に入っている。だから3年計画で自分を強化し(カナダ女子)W杯直前に代表入りして活躍するというプランを立てている」

 なでしこジャパンは年内の活動予定がなく、次の大会は来夏の東アジア選手権。その後は女子アジアカップを経て2015年女子W杯という日程。そこで田中陽は3年間かけて進化して、15年大会の主役の座を目指しているのだ。女子サッカーの新ヒロインは「3年後までに、なでしこに入っていればいい」と、しっかりと将来構想を立てている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120920-00000025-mai-socc
■<女子サッカー>大けが乗り越え復帰 岡山湯郷の山口麻美

毎日新聞 9月20日(木)11時9分配信
 サッカーの女子日本代表(なでしこジャパン)として10年11月の中国・広州アジア大会優勝に貢献するなどした岡山湯郷のFW山口麻美(まみ)が、大けがによる1年以上のブランクを乗り越え、公式戦のピッチに立った。

 9月16日、千葉県旭市の東総運動場で行われたなでしこリーグ千葉戦。山口は後半38分、チームが4-1とリードした場面で投入された。シュートこそなかったが、相手陣内でDFを背負ってボールをキープするなど持ち味の一端を示し、復帰を待ちわびたサポーターから大きな声援を受けた。

 東京都出身の山口は日テレを経てスウェーデンや米国など海外に活躍の場を求め、07年以降は日本代表にも選ばれた。しかし、自身2度目のスウェーデンリーグ挑戦としてハマルビーに所属していた11年7月、右膝半月板を痛め、手術を受けた。しかし、完治せずに同10月に再手術。骨にも異常が見つかるなど症状は重く、膝への負担を減らすために階段の昇降など日常生活も制限された。12年に岡山湯郷と契約したが、サッカー人生初の長期離脱に「先が見えなかった」と不安は募り、何度も心が折れかけたという。

 それでも「ようやく戻ってこられた」と今季初出場を果たし、晴れやかな表情を浮かべた。右膝はテーピングをした状態だが、「(膝は)以前の感覚は気にせず、新しい気持ちでやっている」。

 チームは現在、リーグ戦でINAC神戸、日テレに次ぐ過去最高の3位に付けている。リーグ戦は残り8節。「周りのサポートがあってここまで来られた。どんな形でもチームに貢献したい」。26歳が、再スタートを切った。【江連能弘】

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120920-00000103-playboyz-socc
■セルジオ越後の一蹴両断! 第274回「ヤングなでしこをどう育てていくのかは、日本サッカー界の大きな課題」

週プレNEWS 9月20日(木)13時10分配信
ヤングなでしこが、なでしこジャパンに追いつくためにすべきこと

日本では初開催となるU-20女子W杯で、ヤングなでしこが3位に輝いた。

ヤングなでしこの試合は地上波テレビでゴールデンタイムに生中継され、そのほかのメディア露出も多く、スタジアムには多くのファンが詰めかけた。すごいことだよね。でも、それもロンドン五輪でのなでしこジャパンの頑張りがあってこそ。なでしこブームにいい形で乗っかった。

ほかのチームの試合など大会全体への注目度は決して高くなかったし、アイドルやお笑い芸人が登場するテレビ局の“演出”、日本にとって明らかに有利な組み合わせや試合開始時間など、バレーボールみたいになってしまったなと首を傾げる部分もあった。

でも、それを差し引いても、ヤングなでしこはよくやった。3位に入ったことで、開催国としての最低限のノルマをクリア。何より今サッカーをやっている小学生や中学生の女の子にとって、なでしこジャパンよりもずっと身近な目標になったんじゃないかな。それは素晴らしいことだよ。

ただし、一番大事なのは今後だ。なでしこと同様に、この盛り上がりや流れを一過性のものにせず、どう継続していくか。そのためには強くて魅力的であり続けなければいけない。

思い出してほしいのは、0-3で完敗したドイツとの準決勝。特に前半は何もさせてもらえなかったよね。大人と子供ぐらいの差があった。選手たちもどうしていいかわからなかったんじゃないかな。その差をどう埋めるのか。

そして、そういう強い相手とも十分に戦えるのが今のなでしこジャパンだ。ひと言でいえば「経験の差」に尽きるけど、パスのスピード、相手にプレッシャーをかけられたときの判断力、ミスの数、試合中の修正能力など、ヤングなでしことはすべての面でレベルが違う。逆にいえば、そういうサッカーができるようにならないと世界のトップには勝てない。だから、3位に入ったからといって喜んでばかりもいられないんだよ。

実際、3年後のカナダ女子W杯や4年後のリオデジャネイロ五輪に今回のメンバーが割って入るのは相当大変なこと。厳しい見方かもしれないけど、可能性があるのはドイツ相手にも通用していたボランチの猶本(なおもと)と、スピードと高さのある左サイドバックの浜田ぐらいかな。それほど今のなでしこジャパンの壁は高くて厚い。

今大会6得点を決めて注目を集めたMF田中陽は素晴らしい才能の持ち主だけど、所属するなでしこリーグの“一強”INAC神戸レオネッサでは澤や大野、川澄、さらには外国人選手までいて試合に出られないでいる。田中に限らず、なでしこリーグ上位チームに所属する大半のヤングなでしこの選手はそういう状況にあるのが現状だ。だとすれば、これ以上の成長は望みにくいよね。

そんな彼女たちをどう育てていくのかは、今後の日本サッカー界の大きな課題だ。

個人的なアイデアをひとついうなら、若い世代がなでしこリーグでしっかり経験を積めるように、レンタル移籍を簡単に活用できる制度を整えるべきだと思う。アマチュア選手が大半というリーグならではの難しさもあるのかもしれないけど、戦力均衡によってリーグとしての魅力も増すし、ぜひ柔軟な姿勢で取り組んでほしいね。

(構成/渡辺達也、写真/益田佑一)
追記 2012/10/19
ヤングなでしこの「FIFA U-20 女子ワールドカップ ジャパン 2012」の再放送が
FIFA U-20 女子ワールドカップ ジャパン 2012 – フジテレビONE/TWO/NEXT(ワンツーネクスト)
で放送されています。



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