新バージョンが公開され、懸念されていた開発のストップもなく、今後も FTP クライアント「FFFTP」は期待できますね。
定番FTPソフト「FFFTP」、有志の開発による新バージョンが公開 -INTERNET Watch
作者が開発終了を宣言したWindows向けのFTPクライアントソフト「FFFTP」が、有志により開発・バージョンアップが行われることになり、新バージョンとして「FFFTP 1.98」が公開された。
FFFTPは、オープンソースのフリーソフトウェアとして配布されている日本語対応のFTPクライアントソフト。1997年ごろに公開されて以来、多くのユーザーに利用されてきたが、作者のSota氏が2010年8月に開発の終了を宣言していた。
今回公開された新バージョンは、SourceForge.JPにおいて有志を募り、開発・バージョンアップを行ったもの。最終版として公開されたFFFTP 1.97bに対するバグフィックを行うとともに新機能を追加。ホストとの接続にFTP over Explicit SSL/TLS(FTPS Explicit)が利用できるようになったほか、アスキーモード転送時の漢字コード変換でUTF-8に対応。Unicode依存文字を含むファイル名も扱えるようになった。
【追記 2011/10/16】
「FFFTP 1.98a」を使ってみました。「アスキーモード転送時の漢字コード変換でUTF-8に対応」ということで、「ホストの漢字コードはUTF-8」に設定して試してみましたが、「.htaccess」ファイルを転送したところ、ブログが、Internal Server Error になってしまった。この辺りは、よくよく試した上で設定をしないと、思わぬトラブルになってしまうこともあるようです。わからない時は「漢字コードの変換なし」が良いようです。
【追記 2011/11/25】
「FFFTP 1.98d」公開、IPv6接続に対応 -INTERNET Watch
FFFTPプロジェクトは22日、FTPクライアントソフト「FFFTP」の最新版となるバージョン1.98dを公開した。対応OSはWindows 7/Vista/XP/2000。
FFFTP 1.98dでは、ホストとの接続にIPv6が使用できるようになった。デフォルトではIPv4で名前解決ができない場合にIPv6で接続を試みる。
また、ファイル一覧の取得にMLSDコマンドが利用できるようになったほか、通信ルーチンの待ち時間を減らす改善や、ホストのファイル名に利用されている漢字コードの自動判別の精度改善、ホストとの接続を維持するために一定時間ごとにコマンドを送信する機能の追加、拡張子が無いファイルをダブルクリックした際に選択したものと異なるファイルが表示されるバグの修正などを行なっている。
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