高速鉄道で大事故を起こしたものとしては、ドイツの事故(1998年) しか記憶にありませんが、それ以来の大事故だと思います。しかもこの事故で驚いたことに、事故原因を究明するのに大事な事故車両を穴に埋めるとは、開いた口がふさがらない、とはこのことですね。

事故車両を穴に埋める…ネットで反発渦巻く 中国高速鉄道事故 (産経新聞) – Yahoo!ニュース

事故車両を穴に埋める…ネットで反発渦巻く 中国高速鉄道事故

産経新聞 7月25日(月)10時54分配信
 【温州(中国浙江省)=河崎真澄】中国の浙江省温州で23日夜に起きた高速鉄道の追突事故で、消防隊や軍など救援隊が24日夕までに大破した車両の一部を重機で現場に掘った穴に埋めてしまった問題で、インターネット上では「車内には生存者がおり、遺体、遺留品もあるかもしれないのに、どうして急いで埋めたのか。最後まで探したのか」と反発する声が渦巻いている。

 破損車両は事故原因の究明にも欠かせないが、24日深夜に温州で記者会見した中国鉄道省の王勇平報道官は、運転席など車両の先頭部分を地中に埋めたことを認めた上で、「危険回避の緊急措置だった」と反論した。車両落下地点の農地は激しい雷雨でぬかるみになっており、救援隊や車両を現場に入れるために必要な措置だったと釈明した。

 しかし、こうした説明に対し、ネット上では「技術的な問題が引き起こした人災としての事故原因を隠蔽するためではないか」「安全性の向上のためにも事故車両は保存して徹底研究すべきだ」などとする声であふれている。ネットユーザーは当局の事故処理への疑念を深めているようだ。  事故車両は24日夕までにすべて撤去された。


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中国高速鉄道:事故車両の“埋葬”で上海鉄道局「くず鉄だ」
サーチナ 7月25日(月)11時24分配信
23日夜に浙江省温州市内で発生した高速鉄道車両の追突事故で、現場では24日、重機で土を掘り車両を埋める作業が始まった(写真)。中国のインターネットでは「事故原因を隠すための“埋葬”ではないか」との声が広まった。上海鉄道局の関係者は「事故原因の究明には役立たない。もはや、くず鉄だ」などと話した。



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