ブルーレイディスクの約200倍というから驚きです。ブルーレイディスクは、25GB だとすると約5(TB)テラバイトという計算になります。地デジをダイレクトに録画すると1時間あたり6GBだとすると800時間以上録画番組を収納できるということになります!! スゴイの一言。
<光記録媒体>新素材発見 ブルーレイの200倍情報記録も
5月24日2時32分配信 毎日新聞
光を当てるだけで、電気を通しやすい状態と通しにくい状態を行ったり来たりする金属酸化物を、大越慎一・東京大教授(物性化学)らのチームが発見した。光を使って情報を記録するDVDやブルーレイディスクの材料に比べ、格安で大量生産でき、記録密度もはるかに高いという。次世代の光記録材料として注目されそうだ。23日付の科学誌「ネイチャー・ケミストリー」(電子版)に掲載された。大越教授らは、おしろいの原料や光触媒として広く使われている酸化チタン類に着目。チタン原子3個と酸素原子5個が結合した「五酸化三チタン」のナノ結晶(粒径8~20ナノメートル、ナノは10億分の1)を作り、性質を調べた。この結晶は、電気を通しやすい黒色の粒子で、紫外線-近赤外線に相当する波長のレーザー光を当てたところ、結晶構造が変化し、電気を通しにくい半導体的な性質に変わった。その逆の変化が起きることも確かめた。最も一般的な「二酸化チタン」のナノ粒子を、炉内に水素を吹き込みながら加熱することで、この結晶を簡単に作る方法も開発した。
DVDやブルーレイディスクには、ゲルマニウムなどレアメタル(希少金属)の合金が使われている。今回発見した金属酸化物は、価格が約100分の1で安全性も高い。光記録材料として使えば、ほぼ同じ強さの光でブルーレイディスクの約200倍の情報を記録できるという。
大越教授は「今後、実用化に向けて企業と共同研究していきたい」と話している。【須田桃子】
著者/訳者 セルジュ・ミッシェル/著 ミッシェル・ブーレ/著 パオロ・ウッズ/写真 中平信也/訳
出版社名 河出書房新社
発行年月 2009年12月
販売価格 2,520円
アフリカ大陸は、大きく変貌しています。その要因は、本書で書かれているとおり中国が巨額の投資をアフリカ各国にしているからです。もちろん、目的は資源の獲得です。原油・銅・ウラン等。アフリカの大統領というのは、大なり小なり独裁者的要素を持っています。冷戦構造の時代では、旧ソ連もアメリカもそれに目をつぶりました。両国の代理戦争の舞台になっていたからです。しかし、冷戦が終わり、欧米は援助を受けたいなら民主主義を実現しろと要求しはじめました。しかし、中国は、この10年間内政不干渉で望んでいるので、欧米と一線を画しています。それが理由でアフリカに刺さり込みやすいのです。更に、入札をしても自国中国の安い賃金で働く労働者を大量に投入できるので、落札を勝ち取ります。
アフリカであらゆるプロジェクトをリスクを負いながら進行しています。それも、インフラ整備をしながらです。最近、テレビを観ているとアフリカ人が携帯電話を持っているのを目にしますが、これは、中国が携帯のインフラを整備したからです。携帯事業単独なら利益があがらないかもしれませんが、総合的にプロジェクトを進めているので問題ないのでしょう。
ただ、アフリカ各国で中国人が歓迎されているかというと、そうでもありません。その内容は、本書に詳しいのですが、一二例を申せば、中国企業が受注し安い賃金の中国人労働者を大量に投入するので現地の雇用に結びつかない。現地労働者を雇っても過酷な労働を強いる。中国人労働者は1週間に7日働くので、現地労働者もそれにあわせて働かせる。平気で現地労働者を殴ったりする。また、中国人商人が進出し現地人と摩擦を引き起こしている。等等、いろいろなエピソードを交えて詳しく書かれています。アフリカの今を知るにはいい本だと思います。
もう一つの変貌の要因は、アフリカの若いテクノクラートが自国のために何かできないかを考えはじめたことです。欧米や日本でビジネスのノウハウを学び、それを自国に応用しはじめているからです。これは、NHKスペシャル等で報道されているとおりです。
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いよいよ今日(2010/06/13)「小惑星探査機はやぶさ」が帰還しますね。私は、この記事の下に書かれているサイトにつなげてその様子を見ようと思います。幾多の困難を乗り越えて7年間の宇宙の旅を終えてこの地球に戻ろうとしています。ロマンを感じます。イオンエンジンを搭載されている、というのもSFのせかいみたい!!
<小惑星探査機>はやぶさ帰還、見届けよう…JAXA(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
<小惑星探査機>はやぶさ帰還、見届けよう…JAXA
6月11日11時5分配信 毎日新聞
【ウーメラ(オーストラリア南部)永山悦子】小惑星の岩石採取に挑んだ探査機「はやぶさ」の13日の地球帰還を前に、管制室や大気圏突入の様子が中継される。はやぶさは13日夜、日本のはるか上空を通過する予定で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は観測を呼びかけている。
はやぶさの管制を担う相模原市のJAXA宇宙科学研究所は13日午後6時から、普段は公開しない管制室の様子を中継する。日本宇宙少年団などが運営する「宇宙教育テレビ」(http://edu.jaxa.jp/yac/)は同日午後から夜にかけて特別番組を計画している。
オーストラリアからは、和歌山大宇宙教育研究所(http://www.wakayama-u.ac.jp/ifes/news/news20100613.html)が、小惑星の岩石が入った可能性のあるカプセルが輝きながら落下する様子を中継する。
地球に近づくはやぶさは、13日午後7時と午後10時ごろ観測可能。日本各地での見え方などは特設サイト(http://hayabusa.jaxa.jp/)で紹介している。小型望遠鏡でとらえるのは難しいが、吉川真JAXA准教授は「はやぶさの最後をとらえたい。観測に成功したら一報してほしい」と話す。気象庁によると、13日は全国的に曇りがちだが、北日本は晴れ間ものぞくという。