そもそも、アフガニスタンでタリバンが勢力を盛り返しているのは、罪もない一般のアフガニスタンの住民を誤爆で殺傷していることに対しての強い反米感情があり、それに対しての住民感情からタリバン勢力に有形無形の支援をなしているからと考えられます。

 テロリストを生む土壌を、アメリカ軍などがむしろ作り出しているところが、根本的な問題だと思います。2001年の9.11テロに対して、テロリズムに対する犯罪捜査ではなく「テロとの戦い」を仕掛けたこと自体に誤りの問題の根本があった、と考えた方が良いのじゃないか。もういい加減に目覚めた方が良いと思うのだけど、世界の政治を支配している為政者達は、そのように考える気配はない。全く愚かとしかいえない状態だ。物事を主体的に考えない日本政府は、アメリカのいいなりになって莫大なお金を差し出すのだろう。少なくとも私は、国民の血税をびた一文でも「テロとの戦い」に使ってほしくはない。でも、そんな金どこにあるというのだ?

<米国>日本などに1兆7300億円要求 アフガン軍増強で

<米国>日本などに1兆7300億円要求 アフガン軍増強で
10月7日22時37分配信 毎日新聞

 【ワシントン草野和彦】アフガニスタンに戦闘部隊を派遣していない北大西洋条約機構(NATO)加盟国や日本に対し、米国がアフガン軍の増強目的に約170億ドル(約1兆7300億円)の拠出を求めていることが分かった。モレル国防総省報道官がロイター通信に明らかにした。

 米国が要請してきたNATO加盟国の部隊増派は頭打ち状態にあり、今後は資金面で協力するよう圧力をかけていくとみられる。ゲーツ米国防長官が今月9、10日にブダペストで開催されるNATO国防相会議で、同様の要求を行う見通しだ。

 旧支配勢力タリバンの攻勢で治安悪化が続くアフガンには現在、NATO主体の国際治安支援部隊(ISAF)約4万8000人が展開。うち約2万2000人を占める米国は、来年1月までの5700人の増派を決定した。一方で米国の増派要求に対しては、フランスが800人規模の追加派遣を決めた程度にとどまっている。

 アフガン軍は今後5年間で現在の倍の約13万4000人に増強される予定。モレル報道官は「(アフガン軍増強には)最低170億ドルかかる」との見通しを示し、「戦闘部隊の派遣に消極的な国が貢献できる分野の一つだ」と語った。



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