【なでしこジャパン ロンドン五輪メンバー】GK:福元美穂、海堀あゆみ DF:近賀ゆかり、矢野喬子、岩清水梓、鮫島彩、熊谷紗希 MF:澤穂希、宮間あや、川澄奈穂美、阪口夢穂、田中明日菜 FW:安藤梢、丸山桂里奈、大野忍、大儀見(永里)優季、髙瀬愛実、岩渕真奈
【なでしこジャパン五輪バックアップメンバー】山根恵里奈(千葉)、有吉佐織(日テレ)、上尾野辺めぐみ(新潟)、大滝麻未(リヨン)
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五輪なでしこに北海道勢から熊谷&高瀬が選出
日本サッカー協会は2日、ロンドン五輪に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の18選手を発表した。道勢ではDF熊谷紗希(21)=フランクフルト、札幌真駒内中出=とFW高瀬愛実(21)=INAC神戸―道文教大明清高=が、初の五輪代表を決めた。
道産子21歳コンビが、五輪金メダルを狙う、なでしこジャパン入りした。熊谷は、不動のセンターバック。五輪代表発表後、味の素フィールド西が丘で始まった海外組の合宿でも、気合十分の動きを見せた。08年北京五輪はバックアップメンバー。「ホッとした。いよいよ五輪だなぁという感じ。4年間の成長の成果を出したい」と初代表の感激をかみしめた。
昨夏の女子W杯でもフル出場で優勝に貢献。昨年7月にフランクフルトに移籍後、大きく屈強な欧州選手との対戦を通し、プレーもパワーアップした。ブンデスリーガでは、ボランチも経験。「1対1の強さと、プレーの幅も広がった。自分の役割をしっかり果たし、金メダル獲得に貢献したい」と中心選手としての自覚を見せた。
一方、高瀬は神戸で、代表に選ばれた他のINACメンバーとともに会見。“当落線上”ともいわれてきただけに「(代表選手確率は)50%どころか20~30%と思っていたので、正直びっくりです」と感激を表現した。
本職はセンターFWだが、INACでは右ウイング、代表では右MFもこなす。代表チーム佐々木則夫監督(54)が「ロングフィードもあるし体も強い。マルチの可能性がある」と期待する成長株。とりわけ、今年3月のアルガルベ杯(ポルトガル)の米国戦での決勝ヘディングシュートが、五輪代表への大きなアピール弾となった。
「どの位置でも、出場チャンスがあれば力を出し切り、勝利に貢献したい」と高瀬。チームメートから「イケメン」と呼ばれ女子中高生からも人気の道産子FWも初陣五輪での活躍を誓った。
◆熊谷 紗希(くまがい・さき)1990年10月17日、札幌市生まれ。21歳。小学3年から真駒内南少年団でサッカーを始める。常盤木学園高(宮城)で全日本ユース3連覇。高校2年の時、なでしこジャパン初選出。09年、浦和入り。筑波大を休学し、11年7月にフランクフルト移籍。171センチ、59キロ。
◆高瀬 愛実(たかせ・めぐみ)1990年11月10日、北見市生まれ。21歳。小学1年でサッカーを始める。道文教大明清高では道女子リーグで2年連続得点王。09年、INAC神戸入り。1年目にリーグ戦で16得点を挙げ新人王。10年、なでしこジャパン初選出。164センチ、60キロ。
(2012年7月3日09時45分 スポーツ報知)
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