子どもは、地獄の苦しみを訴えているのに何故助けなかった? というのが率直な私の感想です。「庁内に職員は1人しかいない」というのは、事後の言い訳でしかないと思います。それまでにも、同じマンションから2回ほど通報をしていることを何故重視しなかったのか? 住民も警察に通報するという手段もあったのではないか。

<2児放置死>「30分泣き声続く」異変伝える通報(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

8月3日1時7分配信 毎日新聞
 大阪市西区のマンションで幼児2人の遺体が見つかった事件。虐待を疑う通報を受けながら、安否を確認できなかった大阪市こども相談センター(児童相談所)の対応に批判が集まる。大阪市の平松邦夫市長は2日、今回の事件での相談センターの対応について「夜間通報に対する出動態勢を検証しなければならない」と述べ、問題がなかったかどうか調べる考えを示した。

 「今も30分ほど泣き声が続いている」

 市が重視するのは、住民女性からの3回の通報のうち、5月18日の最後の通報。「『今』の異変」を伝える内容にもかかわらず、自宅を訪問したのは通報の約10時間後。「通報に虐待を思わせる大人の怒鳴り声などがなかった」というのが理由だが、同センターの夜間態勢の不備も背景にある。

 大阪市では、昨年4月の小4虐待死事件を教訓に、緊急の際は24時間いつでも職員を派遣することにした。だが午後10時半から翌朝9時まで、庁内に職員は1人しかいない。自宅などにいる職員が駆け付ける態勢だというが、「(1人が)職員派遣の是非を判断するには荷が重い」というのが現状だという。

 平松市長は「早く対策を講じたい。何が何でも子どもの命は守る」と強い姿勢を見せた。担当幹部も「どんなケースでも対応できるよう、悩みながら、一歩でも二歩でも進まなければならない」と話す。当面は、夜間の出動態勢の見直しが急務となる。

 ◇「無関心もうやめたい」

 マンションの住人も「なぜ救えなかったのか」と自問している。20代の男性は泣き声などを聞いて、管理会社に2、3回通報。だが改善はされなかった。先月29日には、部屋の所有者と借り主を取り持つ会社に通報。これがきっかけとなり、事件は発覚したというが、既に2人の命はなかった。別の20代女性は「どこに連絡していいかわからなかった」と言う。

 住人の大半は20代の若者だ。近く有志約10人がなぜ2人を助けることができなかったかを話し合うために集まるという。呼びかけ人の女性(28)は言う。「2人の死を無駄にしたくない。無関心でいるのはもうやめたい」【平川哲也、服部陽】



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