今回のパッチはインストールに注意が必要のようです。「コンパイルを行いながらインストールする」ものがあり、更に、「インストールが完了する前に電源を落としてしまうと、システムのファイルが破損」する場合があり、この二点に注意が必要です。
マイクロソフト、7月の修正パッチは13件~インストール時の注意も -INTERNET Watch
日本マイクロソフト株式会社は5日、8月10日に公開予定の13件のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開した。脆弱性の深刻度は、4段階で最も高い“緊急”が2件、2番目に高い“重要”が9件、3番目に高い“警告”が2件。
深刻度が“緊急”の2件の脆弱性はいずれも、悪用されるとリモートでコードが実行される恐れがある。1件はWindowsおよびInternet Explorer、もう1件はWindowsに影響がある。
深刻度が“重要”の9件の脆弱性は、WindowsやOffice、.NET Frameworkなどに影響がある。悪用されると、リモートでコードが実行されるほか、特権の昇格、情報漏えい、サービス拒否の恐れがある。
なお、.NET Frameworkの修正パッチはコンパイルを行いながらインストールするため、インストールに時間がかかると説明。通常は10分程度で終了するというが、推奨最低ラインのスペックで稼働するシステムでは、数十分から数時間かかることもあるとしている。
マイクロソフトでは、修正パッチのインストールが完了する前に電源を落としてしまうと、システムのファイルが破損し、以後インストールに失敗するなどのトラブルが発生する可能性が高いとして、注意を促している。
インストールしてみました。インストールにけっこう時間がかかるように感じましたが、正確な時間は計っていません。
Microsoft、Windows XP SP3を配布開始
Microsoftは日本時間の7日、互換性の問題で公開を延期していたWindows XP Service Pack 3(SP3)の配布を開始した。Microsoft UpdateまたはWindows Update経由でインストールできるほか、ダウンロードセンターではCDイメージファイルを配布している。
SP3では、これまでに公開されたWindows XP用の修正プログラムなどをまとめて提供する。安定性やパフォーマンスの向上を図ったほか、Network Access Protection(NAP)への対応を行なってる。
また、SP2にInternet Explorer 7かInternet Explorer 8のベータ版をインストールしている場合、SP3にアップグレードするとInternet Explorerをアンインストールできなくなる問題がある。これを回避するには、事前にIE7または8をアンインストールしておく。先にSP3にしてしまった場合は、まずSP3をアンインストールすることで、IE7または8をアンインストールできるようになる。