ちょっと辛口に評すると、ろうそくを使って火事でも出したらマンションのご近所さまに迷惑をかけるのが心配です。照明を暗くして目が悪くなったらどうする。東日本大震災を経験しているのにテレビ無しではまずいでしょ。情報を得る手段でテレビは欠かせない。冷蔵庫がなくても不自由はしないけど、夏なんか食料を保管できなくて毎日のように買い物に行かなくてはならない。室内は暖房なしで17度とあるが、風邪でも引いたらどうするんだ? このような生活を何年もしているのならまだしも、「今年の冬やりました」というなら単なる話題作りでしょうね。こういう人を達人とは呼ばないでしょう。達人とは、極端なことをしないで賢く暮らす人を指す言葉ですよ。私の家は、15アンペア契約で、月額およそ3000円半ばです。
札幌で電気代200円台 はらみづほさんの生活は 冷蔵庫、テレビなし ふすまが断熱材-北海道新聞[暮らし・話題]

8014_1.jpg 節電の冬、省エネの達人はどんな生活をしているのか。「できた! 電気代600円生活」(北海道新聞社)を昨年11月に出版した札幌市中央区のフリーライターはらみづほさん(46)は昨年末、北電との契約を5アンペアに引き下げ、省エネを徹底。今や1カ月の電気料金は200円台だ。

 はらさんは1DKのマンションにパートナーと2人で暮らす。冷蔵庫もテレビもない。

 照明は、読み書きする場所は明るくするが、玄関や風呂、トイレは暗めでもOKと割り切る。ろうそくも使う。

 冷蔵庫がなくても不自由しない。野菜などは、10度以下に下がる玄関で保存する

 ベランダに小型太陽光パネルを設置し、最小限の照明に使う。また透明のビニールシートを張り、一種の「温室」を作りだした。今月上旬の日中、外気温は5度、ベランダは10度、室内は15度と断熱効果が高かった。

 夜は押し入れのふすまをガラス窓の内側に立てかけ断熱材にする。外気温が3度の夜も土鍋を駆使した調理の余熱などで、室内は暖房なしで17度あった。 (12/10 11:28) <北海道新聞12月10日朝刊掲載>

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