「おまかせ!不正請求クリーンナップサービス」。こんなサービスが出てくるくらいだから、困っている方が多いということか。トレンドマイクロの「ウイルスバスター」で対処は出来ないのか?「システムの復元」で問題ないところまで戻して、更に、ウイルススキャンする、というのはどうなんだろう?
デスクトップの「不正請求表示」を消去、トレンドマイクロが有償サポート開始 -INTERNET Watch
トレンドマイクロ株式会社は3日、PCのデスクトップ画面に不正請求メッセージが表示され続けてしまう現象からの回復ツールを提供するサービス「おまかせ!不正請求クリーンナップサービス」を発表した。料金は7980円(PC1台に回復ツールを1回提供した場合)。同日15時より、専用ウェブサイトにて受け付けを開始する。
悪質なサイトやアプリケーションを利用してしまった場合、さまざまな形での被害が予測されるが、トレンドマイクロが今回発表したサービスでは、デスクトップ画面に不正請求が表示され続けてしまう事象からの回復をサポートしてくれる。
専用サイトからサービス利用を申し込み、クレジットカードもしくはコンビニエンスストアでの決済を行うと、トレンドマイクロの担当者から電話連絡が行われる。この際、被害状況の確認を実施。その結果を元に準備された回復用ツール(アプリケーション)がメールなどで送信されるので、ユーザー側がこれを実行する。
サービスの受付時間は9時30分~17時30分で年中無休。なお、サービス利用後3日以内に、同様の不正請求画面が再表示された場合は無償で再対応を行うが、レジストリ作成日確認などの条件がある。
「男女約1千人から計約5千万円をだまし取った」というから、泣き寝入りしている人もいると思われますから相当数の人がこの被害に遭っているのですね。「画面削除」するにもインターネットの遠隔操作でしか消せないのか?
アダルトサイトの「4クリック詐欺」で暴力団幹部ら5人を逮捕、千葉県警 -INTERNET Watch
インターネット上に無料を装ったアダルト動画サイトを開設し、利用者から入会金名目で現金をだまし取ったとして、千葉県警生活経済課などは詐欺容疑で、指定暴力団稲川会系組幹部、土井竜(りゅう)樹(じ)容疑者(38)=船橋市本町=を逮捕。ほかに男4人=風営法違反で逮捕=を同容疑で再逮捕した。
県警によると、土井容疑者らは利用者が年齢認証などに応じて計4回クリックすると、アダルト画像付きで消去できない請求画面を表示するプログラムを使用。利用者が銀行口座に金を振り込んだのを確認すると、画面を削除していたという。「4クリック詐欺」と呼ばれ、摘発は全国初。県警は、サイトが暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみている。
調べに対し、いずれも「有料と表示していた。だましていない」などと容疑を否認しているという。同課によると、土井容疑者らは3月から10月にかけ、全国の14~89歳の男女約1千人から計約5千万円をだまし取ったとみられる。
逮捕容疑は7月16日から8月17日までの間、千葉市花見川区の男性(69)ら4人から、アダルト動画サイトの入会金名目で計20万円をだまし取ったとしている。
同課によると、土井容疑者らは「プログラムは業者に依頼して作った」と供述。不正指令電磁的記録保管容疑(通称・ウイルス作成罪)の可能性もあるとみて、県警は捜査を続けている。
[産経新聞社]
「料金請求画面が数分おきに表示される」というのも困ったものですね。どういう画面か1度見ておくと非常に参考になります。特徴は「「はい」「いいえ」のボタンが強調されている画面」です。
この画面が表示されたら要注意! ワンクリック請求の代表的な画面例9種 -INTERNET Watch
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は4日、同機構の窓口に寄せられたワンクリック請求に関する相談が、6月で累計2万件を超えたと発表した。2010年に入ってから毎月600件以上で推移しており、6月には805件に上った。
被害が減らないのは、ワンクリック請求という罠が存在することを知らないPC利用者がいまだ多数存在しているためだとIPAではみており、その手口を説明するとともに、代表的な画面も提示して注意を呼び掛けている。
IPAによると、被害のほとんどがアダルトサイトの動画コンテンツのページ。無料の動画を見るつもりでリンクをクリックし、表示されるダイアログを不用意にクリックして進んでいくと、マルウェアをインストールされてしまい、料金請求画面が数分おきに表示されるなどの現象が発生する。
IPAでは、マルウェアがインストールされる前に表示される特徴的な画面として、「はい」「いいえ」のボタンが強調されている画面を紹介。そのような画面を見た際には、「もしかして、罠ではないか?」と疑いを持つ慎重さが求められるとしている。
また、「セキュリティの警告」ウィンドウが表示された場合は、何らかのプログラムがダウンロードされ、実行されようとしている時だと説明。動画を見ようとしただけで「セキュリティの警告」ウィンドウが表示された場合は、「実行」「保存」ボタンはクリックすべきではないとしている。
IPAでは、相談があったもののうち9サイトの特徴的な画面例を公開。今後も似たサイトが出現してくることが予想されるとし、画面の特徴をつかんでおき、不用意な行動は慎むよう呼び掛けている。
なお、万一、料金請求画面が表示されるようになっても、絶対にその業者に連絡をとったりせずに、最寄りの消費生活センターなどに相談することを勧めている。