詐欺のサイトがどんなものか概要をおさえておくだけでも違うのじゃないか、という思いで私のブログに載せておきます。尚、本文に出てくる「ボーガスウェア」というのは、[HotFix Report] セキュリティ用語-bogusware(ボウガスウェア/ボーガスウェア) によると「有料のソフトウェアの購入を誘導するインチキなソフトウェアのこと。英語のbogus(偽物)とsoftware(ソフトウェア)による造語。boguswareによる詐欺の手口は、Webページを閲覧している最中にウイルスやスパイウェアなどに感染している旨の警告を表示し、無料のウイルス/スパイウェア対策ソフトウェアをダウンロード、インストールするように誘導、その後に有料のウイルス/スパイウェア対策ソフトウェア(これもboguswareであることが多い)の購入をすすめるといった具合だ。」
着物生地、自転車用品……趣味性の高い詐欺サイトが出現、お年玉層も餌食に -INTERNET Watch
詐欺サイトのブラウジングを検知・警告するソフト「Internet SagiWall」を提供するBBソフトサービス株式会社が、2013年11月度の詐欺レポートを発表した。新たな分野でさまざまなオンライン通販詐欺サイトが見つかっているという。
時計や服飾など、有名ブランド品の詐欺サイトは従来から多数あるが、11月は着物の生地やスポーツ用品、自転車・自転車用品など、「より趣味性の高い商材を用いた詐欺サイト」が出現したとしている。
BBソフトサービスによると、スポーツ用品の詐欺サイトは、クラブ活動をする学生や、未成年者を含む幅広い層がターゲット。子供がお小遣いやお年玉で代金を支払い、商品が送られて来ないなどの被害も報告されているという。未成年者は悪徳商行為に慣れていないため、「激安」「限定品」「数量限定」などのあおり文句にだまされやすいとし、オンラインショッピングをしやすいスマートフォンやタブレットの普及により危険性がますます高くなってきていると指摘している。
また、「犯罪者はどの分野が効率よく金銭を搾取できるかを試していると考えられ、今後もさまざまな趣味分野の詐欺サイトが出現すると考えられる」としている。
Internet SagiWallが11月に検出した詐欺サイトは77万6108件で、前月から1.9%増加した。詐欺の種類による内訳は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが86.6%、フィッシング詐欺サイトが1.4%、マルウェア感染サイトが0.3%、ボーガスウェア配布サイトが11.0%、脆弱性悪用サイトが0.7%。なお、ボーガスウェアとは、「ウイルスが見つかりました」といったメッセージを表示し、役に立たない偽セキュリティソフトをインストールさせ、購入を迫る手口。アンインストールしようとしても削除できず、請求画面が出続ける。
OS別に見た詐欺の種類の内訳は、スマートデバイスではほとんどがワンクリック・不当請求詐欺サイトで、Androidで99.23%、iOSで98.11%を占める。一方、Windowsでは、ボーガスウェア配布サイトが75.66%で最多。以下、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが12.41%、フィッシング詐欺サイトが7.50%など。